片腕を失ったカニの脱皮ビフォーアフターがYouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で12万4000再生を突破、1500件を超える“高評価”が寄せられています。
この動画を投稿した真釣(まつり)(@maturiotoko7188)さんは、海で捕獲したタイワンガザミとみられるカニを水槽で飼育していました。元々片腕を欠損していた個体なのですが、ある朝の餌やりで水槽をのぞいてみると……?
左腕を欠損していたカニは、もう片方の腕を使って器用に餌を食べ、3週間ほど元気に生きていたのですが、今日は全く動かなくなっていました。ピンセットで触ってみても反応がありません。もしかして命がつきてしまったのかと思いきや……。なんと、すぐそばにもう1匹のカニの姿が! そう、見事に脱皮に成功していたのです。
しかも、欠損していた左腕の部分には、元々あるべきハサミがあります。ザリガニなどもそうですが、甲殻類はハサミや足などが欠損しても脱皮することによって再生することがあるのだそうで、このカニも少し小さめのハサミではありますが見事に左腕が再生されていました! これには「甲殻類の再生能力やっぱりすごい!」と、投稿者さんも大興奮。
抜け殻をよく見ると、もともとハサミがあるべきだった部分には薄皮で出来たような白い袋があります。ここに新しいハサミが収まっていたのでしょうか……? 水槽から抜け殻を取り出して調べてみても、この小さな袋の部分に新しい腕があったとしか考えられないそうで、再生の神秘に驚きます。
脱皮のあとのカニは、体の模様もくっきり現れ、新しいハサミを身につけてちょっと得意気な表情にも見えてきます。
動画には「脱皮とは単純な肉体の成長過程の一過程というだけのものではなく、肉体のリセット(つまり、生まれ変わり)の要素が含まれているんだということを実感させられます」「欠損部分が再生するのは知っていましたが、脱皮後にいきなり生えてくるとは驚きです!」「本当に甲殻類や爬虫類の脱皮って生命の神秘の極みですよね」「本当に不思議ですよね〜! 脱皮前は何処に収まっていたんだ!」と、カニの脱皮ビフォーアフターに驚きの声が寄せられています。
真釣さんは温水が湧き出る水場で生き物の調査・捕獲をした様子が以前も話題となりました(関連記事)。YouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」では、カニの他にもカエルやカメ、ナマズやライギョなど、水棲生物の面白い生態をたくさん紹介しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「真釣ちゃんねる」
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出会ったときは超小型犬サイズでした。