7年前のバレンタインデーに名古屋駅前で「チョコください」とのボードを掲げて立っていた男性が、そのときチョコをくれた女性との交際を経てついに結婚しました。結婚を報告するSNSの投稿には、祝福の声が多数寄せられています。ねとらぼ編集部では、お2人に話を聞きました。
このめずらしい出会い方をしたのは、人気YouTubeチャンネル「とったび」(撮って笑って旅をして)の写真家カップル、こんどーさん(@Hiromasa_kondo)とあーちゃんさん(@akari_k22)です。
2016年のバレンタインデー、こんどーさんは“彼女いない歴”3年でした。「チョコがもらえないなら、こっちからもらいにいこうぜ」と、友人と2人で「チョコください」と書いたダンボールを持って、名古屋駅に繰り出しました。
そのときチョコを渡しに行ったのがあーちゃんさん。その後、数回のデートを経て、交際がスタート。しかし、こんどーさんは写真家として、4カ月後に世界一周に旅立つことが決まっていました。ここから1年半の遠距離恋愛が始まります。
苦労はあったものの、その後も交際は継続。2019年からは2人で自分たちで車内をDIYした車に住みながら日本一周の旅をします。その様子は『大切な人と行きたい 写真でめぐる 日本ふたり旅』(KADOKAWA)として書籍化されています。
出会いの種類は数あれど、このような馴れ初めを持つカップルは他にいないのではないでしょうか。7年前の出会いの日にお互いどんな印象を持ったのかなど、話を聞いてみました。
7年前の出会いの日にお互いどんな印象を持ったのか
――7年前、あーちゃんさんと出会ったときの様子を教えてください。
こんどーさん:当時名古屋駅前で「チョコレートください」のボードを掲げて、結果的に108個のチョコをもらいました。男の人を含めて100人を超える人からもらって、その中でひときわ輝いて見えたのがあーちゃんでした。
あーちゃんはめちゃくちゃ緊張しながら「こんなのでよければ……」と手を震わせながら渡してくれて、「なんでこんな緊張してるんだ!?」と思いながらも、その姿にかわいいと思いました。
――手が震えるほど緊張していたんですね。
こんどーさん:当日はチョコをくれた皆さんと一緒に写真を撮ったのですが、あーちゃんがチョコをくれたときも一緒に写真を撮る流れになりました。あーちゃんがスマホを渡してくれたとき、スマホを渡す手がめちゃくちゃ震えていました。とても緊張している様子だったのが、今でもすごく印象に残っています。
――あーちゃんさんは、どうしてチョコを渡しに行ったのでしょうか。
あーちゃんさん:当時、社会人1年目で、洋菓子屋さんで働いていました。2月は繁忙期でとても忙しく、通勤時に泣いてしまうこともあるような、精神的にもしんどい日々を過ごしていました。
その中でこんちゃんのTwitter(現X)にアップされる写真を見て毎日勇気をもらっていました。当時こんちゃんは写真家として日本や海外を巡っており、旅の様子や出会った人の笑顔の写真をブログやTwitterで写真とともに発信する活動をしていました。忙しさのあまり笑うことすらしんどかった自分にとって、「笑顔の写真がすごくいいものだなぁ」と思って感動した記憶があります。
そんなこんちゃんが、バレンタインデーに職場の近くで「チョコください」という段ボールを持って立っていると知り、感謝を伝えたいと思って、チョコを渡しに行きました。ですが、あまりにも緊張しすぎて感謝を伝えられませんでした。
――実物のこんどーさんに、どんな印象を持ったのか気になります。
あーちゃんさん:すごく声が大きいと思いました。「SNS上の人」に会いに行ったことがなかったので、生身の人はこんな感じなのかと思いました。Twitterで見る面白い人だなという印象でした。
――お2人に伺います。7年前に出会ったとき、その後結婚すると思っていましたか。
こんどーさん:全く思っていませんでした。そもそも、彼女を作ろうと思い段ボールを持って立っていたわけではないので、付き合うとも思っていなかったです。彼女になって結婚するまでに至る相手と、こんな出会い方をするとは思っていなかったですし、その後2人で日本一周するとも思っていませんでした。
あーちゃんさん: 当時19歳だったので、結婚のことなんて全く考えていなかったので、私も本当にびっくりしています。
詳しい馴れ初めは、YouTubeチャンネル「とったび」に公開されている動画で知ることができます。見ているだけで楽しくなるご夫婦。今後の活躍も期待されます。
画像提供:こんどー/とったび(@Hiromasa_kondo)さん
(高橋ホイコ)
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