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「外出なるべく避けること」テロップの下で高校生がプレー 猛暑の高校野球中継に「地獄を見た」「矛盾感じないのか」(1/2 ページ)

昼間の試合開催には政治家からも批判の声が。

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 日本各地で連日の猛暑日となる中、夏の日中に高校野球の試合を行うことに疑問の声が相次いでいます。

高校野球 猛暑の高校野球に疑問の声(画像はイメージ)

 夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権記念大会)の地方大会は7月30日までに行われ、本大会に出場する全49校が決まりました。本大会の組み合わせ抽選会は8月3日に大阪市内で行われます。

 一方で、夏の日中に行われる大会には以前から疑問の声もあがっていました。元プロレスラー、元文部科学大臣の馳浩石川県知事は、27日の同県大会の決勝が午後0時半ごろから行われたことについて「開始時間を早めるべき」「美談で終わらせてはならない」などと疑問を呈したことが報じられました。

 青山学院大学陸上部の原晋監督も29日、自身のTwitter(X)で、馳知事の意見に賛同する形で「選手、審判、応援団、ファン、灼熱の太陽の中誰がこの時間帯にプレーボールする事を望んでいるんでしょうかね!?涼しいエアコンの中で観戦してる方にはわからないんでしょうね!?」と投稿していました。

 

 

 そうした中、SNS上で疑問の声が聞かれたのは、NHKが放送した地方大会の中継の様子です。中継では画面左上に「熱中症警戒」のテロップが表示され、視聴者に注意したり外出を控えるよう呼びかけている一方で、その下には高校球児がプレーしている姿が映っているというシーンが見られました。

高校野球 中継 NHKの試合中継に表示されていたテロップのイメージ(編集部作成)

 こうした光景を目にしたSNSユーザーからは「地獄を見た」「そんな気温ならまず野球をやめた方がいいと思う」「灼熱の神宮(球場)で野球やってる子たちはどうするのよ」「中継することに何も矛盾を感じていないのか」などと指摘が相次いでいます。

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