20年以上前の園児服に、オニヤンマやセミがとまっている……!? 本物と見まがう母の刺しゅうに絶賛と5.5万いいね(1/2 ページ)
まるで本物の昆虫がとまっているようです。
子ども服の襟元や袖に昆虫がとまっているような、美しい刺しゅうの写真がX(Twitter)で話題になっています。投稿は記事執筆時点で5万4000件を超える“いいね”とともに「手ししゅう!?」「繊細で写実的!」と称賛の声が寄せられました。昆虫たちが服の上で休んでいるみたい……!
生成り色の園児用スモックの襟元に大きなオニヤンマの刺しゅうが施された写真を投稿したのは、伊藤止め(@itdm24)さん。このスモックは20年以上前に伊藤さんが着ていたもので、刺しゅうは伊藤さんの母が一針ずつ手で刺したものだといいます。
オニヤンマは翅(はね)を広げてスモックにとまっている姿で、翅脈(しみゃく)やはねの先にある縁紋まで精巧に縫い上げられています。
その写実的な美しさは、今にも動き出して飛んで行きそうなほど。伊藤さんは、幼いころにお友達から「トンボとまってるよ!」と言われたこともあったといいます。
お母さんは、オニヤンマ以外にもさまざまな昆虫の刺しゅうを伊藤さんや兄弟のスモックに施していました。アゲハチョウやセミ、テントウムシ、カマキリ、小さなアリなど種類はさまざまですが、どれもこれも細部まで見入ってしまうほどのクオリティーの高さです。
20年以上の時がたっているにもかかわらず色落ちがない理由をお母さんに尋ねると「刺繍糸だと色落ちすると思って、ミシン糸の一本取りで縫ってみたそうです」とのこと。鮮やかで繊細な作品は、時間と根気のいる手作業により生みだされていたものだったのですね。
一連の投稿には「クオリティーたっか ガチで止まってるように見えた」「ミシン糸で…? そして一本どりで…!? すげぇぇぇぇ」と驚く声や、「美しい手仕事」「素晴らしい技術と愛情ですね」と称賛のコメントが寄せられています。
いつまでも鮮やかな姿で息づく昆虫たちの姿からは、お母さんからの変わらぬ愛情が伝わってくるようですね。
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