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東京都板橋区は、8月5日に4年ぶりに開催されるも火災のため途中で中止となった「いたばし花火大会」を巡り、有料指定席券代の払い戻しを受け付けないことを9日に発表しました。
いたばし花火大会では、花火が打ち上げられる荒川の河川敷沿いと陸上競技場に有料の指定席エリアを設定。最も高いチケットは「陸上競技場グループ席」「グループS席」で、ともに8枚1組4万円でした。また、1枚あたりの最高価格は「陸上競技場 丸テーブル席」(4枚1組で3万2000円)の8000円となっていました。なお、大会公式サイトには「大会中止時を除き、いかなる理由においても発券後の交換、払い戻しは一切できません」と注意書きが書かれていました。
しかし、5日の花火大会ではプログラムの1つ「大ナイアガラの滝」実施中に、花火付近の下草が燃え、河川敷の約2000平方メートルが延焼。全体のプログラムのうち、およそ3分の2を実施したところで中止となっていました。
区は9日、大会中止を受けた有料チケットの払い戻しについて、「チケット代の払戻しについては、大変申し訳ありませんが対応は致しかねます」と公式サイト上で発表。また「4年ぶりの開催を楽しみにご来場いただきました皆様に、深くお詫びを申し上げます」と大会中止を謝罪し、「ご理解のほどよろしくお願いいたします」と伝えています。
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