強い台風7号は、暴風域を伴って、14日(月)頃から本州に接近、15日(火)には本州にかなり接近・上陸の恐れがあります。お盆休み期間ですが、交通機関に大きな影響を与える恐れがあります。
台風7号の進路
10日17時現在、強い台風7号は、父島の南東約200キロを1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。
台風7号は今後、北上し、暴風域を伴って強い勢力で14日(月)頃から本州に接近し、15日(火)には関東や東海、近畿付近に上陸する恐れがあります。
その後、海外や日本の予測モデルでは本州を縦断する予想のものが多くなっています。お盆休み期間の列島を直撃するでしょう。
お盆休み期間は大荒れの恐れ
台風7号は、小笠原諸島に11日(金・山の日)に最も接近する見込みです。小笠原諸島では大荒れの天気で、猛烈な風が吹く恐れがあります。暴風や高波、大雨による土砂災害に厳重な警戒が必要です。
本州の太平洋側の海上でも、うねりを伴って波が高くなり、12日(土)からは次第にしけるでしょう。海水浴シーズンですが、海のレジャーは注意が必要です。
台風の接近・上陸に伴って、14日(月)から16日(水)頃にかけては関東や東海、近畿、北陸を中心に暴風が吹き、大荒れの天気となる恐れがあります。台風本体の活発な雨雲がかかり、警報級の大雨となる恐れもあります。海上は大しけとなりますので、海岸付近には近づかないでください。高潮にも注意、警戒が必要です。東北や四国、中国地方でも風や雨が強まる可能性があります。台風の進路や進む速度によって大荒れの地域や荒天期間が変わる可能性があります。最新の台風情報にご注意ください。
お盆休み期間で移動が多い時期ですが、交通機関に大きな影響がでる可能性があります。JR東海や東日本、西日本によりますと、台風の進路や勢力次第では、新幹線や在来線で計画運休や運転見合わせ、行先変更などが発生する可能性があるとしています。新幹線だけでなく、空の便や道路にも大きな影響がでる可能性があります。最新の交通情報にもご注意ください。
台風が近づく前の対策
台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。
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