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東日本大震災「被災松の木札」を“呪物”扱いで炎上 “人気オカルトユニット”が謝罪「不快な思いをさせてしまった」(1/2 ページ)

映画の配布物ではないかと言われていた件についてはほぼ触れていません。【更新】

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 東京と大阪で開催されていた呪物の展覧会で、呪物を提供した怪奇ユニットの都市ボーイズが動画で謝罪しました。「呪いの木札」として展示していた呪物が、東日本大震災関係の品ではないかと指摘されていました。

祝祭の呪物展2都市ボーイズ 謝罪する都市ボーイズ(以下、画像は都市ボーイズ公式チャンネルから)

 当該の木札は、祝祭の呪物展2(東京では6月21日〜7月4日に開催)で展示。「先祖になる」の文字と奇跡の一本松の絵が描かれており、東日本大震災のドキュメンタリー映画「先祖になる」上映会で配布されたものではないかとネット上で話題になっていました。

 「先祖になる」は2013年に公開された池谷薫監督の映画。震災後の陸前高田で流された家を再び同じ場所に建て直そうと1人で立ち上がった77歳の老人を追う、ドキュメンタリー作品となっています。

 木札について、祝祭の呪物展2で「持っていると霊が見えるようになる」「奇妙な体験をするようになる」といった説明がされていたことから、「震災関連の品を呪物扱いするのは不謹慎ではないか」といった声が寄せられ炎上状態になっていました。

 

 

 

 これを受け、呪物として提供した都市ボーイズが8月29日に謝罪動画を公開。沖縄出身の芸人から「押し入れの奥から出てきた」と譲り受け、東北のライターに調べてもらった結果、「おたき上げをして天国の人にメッセージを送るためのもの」と説明を受けたとしています。都市ボーイズも過去の動画で木札について「寺でおたき上げをして天国の人にメッセージを送るためのものとして配布」と説明しており、この点についても事実と異なるとの指摘が寄せられていました。

 また、この木札を所持するようになってから、身の回りでおかしなことが立て続けに起きたこと自体は事実と主張。そのため、タイミング的に怪現象と木札を安易に関連付けてしまい、現地の人達を不快にさせてしまったと謝罪しています。

 なお、動画内では「先祖になる」のタイトルは口にしていませんが、今回の件を知らせてくれた現地の人たちから正確な由来などを聞いたのこと。この点についても、メディアやイベントで誤った情報を話したとして謝罪しています。

 29日夜になり、都市ボーイズが動画内で映画について触れていなかった理由についてXにポスト。動画撮影時点ではライターと連絡が取れておらず、詳細が分からないまま発信してしまうと良くないのではないかと思い名言していなかったとしています。

 また、池谷薫監督もXで今回の件について、「イベント動画も拝見、驚いています」「真実を明らかにするために、僕のこのコメントをあなたのアカウントから発信することを願います」とXへポスト。このポストを受け、はやせさんはあらためて謝罪のコメントをしています。

【更新:2023年9月1日13時0分 池谷薫監督と都市ボーイズのコメントを追記しました。】

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