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異世界に迷い込んだ気分になれそう 異形たちとちゃぶ台を囲む彫刻作品が想像力を刺激する(1/2 ページ)

異世界だけど実家っぽい。

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 異形たちの彫刻が古民家でちゃぶ台を囲む、奇妙な風景がX(Twitter)に投稿され、見る者を引き込んでいます。輪に交ざった生身の男の子が、まるで食事にお呼ばれしたみたいでちょっと怖いけど和む……。

異形のちゃぶ台 よく知らない親戚だらけの宴席は、子どもにはこのように見えるかもしれない

 この風景は、彫刻家の浅野暢晴(@asanonobuharu)さんの作品。「トリックスター」と名付けられた異形たちの宴席に鑑賞者が座り、間近に異世界を体験できる趣向です。

異形のちゃぶ台 ちゃぶ台の上も謎の物体だらけ。これがトリックスターの食事?

 トリックスターはサボテンやナマコに似ていたり、顔ががらんどうだったり海綿状だったりと多種多様。浅野さんは投稿に「なんだコイツ」「人間っていうらしいぞ」「腹へってるか?」「泊まっていくか?」などと会話を添えて、人間が異世界に迷い込む物語を演出しています。投稿では、その後も成長した子どもが宴席を再訪する様子が描かれており、想像が膨らみます。

 未知の世界ながら郷愁を誘う不思議な風景は、「優しい世界」「親戚のおっちゃんおばちゃんのような温かさ」「ちょっと怖くてなんだかいとしい」と話題に。この作品は群馬県中之条町で9月9日から開催される国際現代芸術祭、「中之条ビエンナーレ2023」に出展されます。

画像提供:浅野暢晴(@asanonobuharu)さん

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