ネコに発電はできるか？ クロネコヤマトがキャットホイールで実験→シンプルな結論がじわじわくる（1/2 ページ）

とりあえず、ネコチャンの気ままな振る舞いを楽しみましょう。

[沓澤真二，ねとらぼ]

　ネコが運動器具で走る力を使って発電し、電気代を節約できないものか？　そんな発想で行った実験の様子を、ヤマトグループが公式YouTubeで公開しました。検証の意図とは無関係に、かわいいネコの動画としても楽しめます。

ネコは電気代高騰に苦しむ庶民の救世主になり得るか？

　実験には2歳雄のベンガル種、ムファサくんが参加。彼が24時間の間、発電機付きのキャットホイールを走って生み出した電力をもとに、1カ月あたりの電気代を算出します。

　しかし、ムファサくんは実験にあまり乗り気でない様子。部屋の様子が普段と違うせいか、毎日走っているキャットホイールに全然興味を示しません。

　これを見かねて、飼い主はおもちゃで釣るなどして、どうにか装置へ誘いますが、ムファサくんはすぐに飽き、お昼寝するなど自由きまま。チュールで誘導されてやっと少し走る始末です。

　そんなありさまでうまく発電ができるわけもなく、最終的に算出された「ネコが1カ月あたりにまかなえる電気代」は、わずか「約0.3円」との結果に。ちなみに、比較対象として並行して走っていたハムスターによる結果は「約1円」でした。

うん、そんな気はしてた

　実験チームはこれらを踏まえ、「ネコは発電に向かない」と結論。それはそれとして「エコに対する意識は大切」とし、「ネコにも環境にも配慮した取り組みを続けます」と締めくくりました。

　動画はコメント欄で「人間の期待を裏切ってこそネコ」「大企業が大真面目にふざけてる感じ好き」「判定員のコメントも面白い」「ネコの自由さを尊重しているのがすばらしい」と大好評。ヤマトグループ公式チャンネルは、ネコにまつわる実験や工作の動画をほかにも多数公開しており、再生リスト「クロネコみっけ」にまとめています。

動画はヤマトグループ公式YouTubeより