“エレベーターの中にオフィスがある”、不思議すぎる建物を訪問したYouTube動画が注目を集めています。
YouTuberの「Tom Scott（@TomScottGo）」が、1939年に建設されたチェコの高層ビル「バチャ・スカイクレーパー」を紹介しました。こちらのビルの極めてユニークな特徴が、エレベーターのようにオフィス自体が上下する機能を搭載していること。各階の移動をスムーズにするために、極限まで効率化した結果、このようなビルになったのではないかと考えられています。
オフィスは単に「移動する箱」ではなく、空調設備や水道などもしっかり装備。実用性が考慮された造りになっています。窓からの景色はまさに“エレベーター”なので、地上から上空へと変化する景色を楽しめます。
かなり独創的なビルですが、オーナーでチェコの靴メーカー「バチャ」（Bata）の創業者であるヤン・アントニーン・バチャ氏は、建設当時、世界大戦の影響で避難していたため、残念ながらこの移動式オフィスが実際の業務で使われることはなかったのだそうです。現在は、歴史的な建物として観光スポットになっています。
YouTubeのコメント欄には「非常に独創的」「これは興味深いビルだ」「『オフィスに来て』と言われたら、オフィスごと行けるのか」など、奇抜なオフィスに対して好奇心をかき立てられた人たちからの声が寄せられています。
実用性があるかどうかは不明ですが、移動時間を少しでも効率化したい人は、こんなオフィスで働いてみたいと思うかもしれません。
「Tom Scott」は、他にもカリフォルニア州の回転する家など、奇妙で楽しいスポットを訪問する動画を公開。どれも不思議な土地や場所ばかりで、時間を忘れて楽しめます。
画像はYouTubeチャンネル「Tom Scott」より
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