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「深海のサメの眼、見たことある?」 角度によって表情を変える神秘の瞳に「宝石みたい」「まだ生きている様に見える」

なんとも不思議な美しさ。

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 X(Twitter)にまるで宝石のように美しい目のサメの動画が投稿されました。投稿は記事執筆時点で23万件以上の表示数を獲得し、「めっちゃきれい」「ヒックとドラゴンのトゥースみたい」「omg」と国内外から注目を集めています。

 投稿者は深海魚愛好家で、深海魚をモチーフにしたファッションブランド「lavca.m」(ラブカドットエム)を運営しているMaiさん。映っているのは深海に生息する「ヨロイザメ」で、その大きな目に着目した映像です。

動画冒頭
前日に水揚げされたというヨロイザメ

 映し出されたヨロイザメの目は大きくて丸く、まるで宝石のようなきらめきを放っています。見る角度によって黒色や水色、銀色や白色のようなさまざまな色合いを見せ、その美しさに思わずため息がもれます。

半分色が変わった眼
見る角度を変えると……

 光がほとんど届かない深海で暮らすサメたちの目には「タペータム(タペタム/輝板)」という反射板のようなものが入っているのだとか。タペータムを持つ生きものの目に光を当てたり角度を変えたりして観察すると、タペータムが反射した光がまるで宝石のようにキラキラと輝いて見えるのだそうです。

完全に色が変わった眼
キラキラと輝く宝石のようです

 タペータムはネコやイヌ、イルカなど、主に夜行性や暗いところを移動する生きものの目にも入っています。魚類や哺乳類も種によっては同じ目の仕組みを持っていると考えると、なんだか面白いですね。

 Maiさんによると深海のサメは漁で網にかかり、体に大きなダメージを受け、陸に上がってきた時点で死んでしまうことが多いのだとか。生きた状態で捕獲、飼育することが難しいことからなかなか見かける機会はありませんが、もし機会があれば実際にこの美しく輝く目を見てみたいですね。

 深海のサメの目をじっくり観察できるこちらの動画には、「キンメダイも眼が光りますよね」「まるで宝石みたい!」「猫の眼と同じ構造なのですね」といった、たくさんのコメントが寄せられています。

 Maiさんは各SNSや公式サイトで深海魚に関する情報発信やグッズ販売などを行っています。深海魚や深海魚グッズに興味がある人は、遊びに行ってみると良さそうです。

画像提供:深海魚ブランドLavca.m(@MLavca)さん

三日月 影狼

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