ひき逃げによって下半身不随になった愛ちゃんの奇跡の一瞬がInstagramに投稿され、「ママさんの大きな愛のおかげですね」「もう感動して、嬉し泣きしちゃいました」「すごい!! すごいです!」と反響を集めています。
話題になっているのは、ひき逃げによって重傷を負った元保護猫の女の子「愛」ちゃん。飼い主さんは2023年2月24日の朝、ひき逃げされた愛ちゃんを発見し、動物病院に緊急搬送。愛ちゃんは腹壁ヘルニアを起こしていた他、腹膜が破れて内蔵が飛び出し、膀胱も反転していたそうです。さらに軟部組織の壊死(えし)や足の骨折にも見舞われ、命が危ぶまれる状態だったのです。
一命をとりとめた愛ちゃんが生きようと頑張る姿や回復の経過は以前にも話題になりました(関連記事)。
愛ちゃんが事故で負ったけがは排せつ障害を引き起こすほどの重いものでしたが、少しずつ自力で排せつできる回数が増えるなど、快方に向かってきているといいます。しかしそれでも状態は依然重く、断脚の予定がありました。「立ち上がることも歩くこともできないだろう」と言われる状態だった愛ちゃんが見せてくれた奇跡の姿とは……?
なんと、後ろ足を交互に前へ出して一歩二歩……歩いたのです。力が入らずよろよろとした動きではありますが、“足を前に出そう”という意思が伝わってきます。少し両足で踏ん張ることもあり、その様子はまるで運動している最中の猫ちゃんのようなしっかりとした足つきにも見えます。
飼い主さんによれば現在の愛ちゃんは9割がおしり歩きですが、時折立ち上がり数歩進む姿を見ることがあるといいます。さまざまな困難を乗り越え、まだ足どりはか弱くとも強い意志を持って進もうとする愛ちゃん。この光景を目にした飼い主さんは涙が止まらなかったのだそうです。
動画の最後にはハウスの中に倒れ込むようにゴールイン。人間に一度深く傷つけられたのにもかかわらず、こうして私たちに奇跡を見せ、気付きを与えてくれる姿には畏敬の念を覚えます。飼い主さんの愛情をたっぷりもらって、ずっと幸せに暮らしてほしいですね。愛ちゃんの姿には「胸が熱くなった」「すごいよーーー!!」「私も見習って頑張ろうと思いました」「力強い!」などの応援コメントが集まっています。
投稿主さんはTikTok(@usagitonekohamu)とInstagram(@shie.eto)に愛ちゃんをはじめとした、一緒に暮らす動物たちの様子を投稿しています。愛ちゃんは今月25日に腎臓摘出の手術を控えていますが、きっとこれからもいちじるしい回復で私たちを驚かせてくれると信じています。
画像提供:シェール49(@shie.eto)さん
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