1日を費やして作られたUnityの犬ゲーがX(旧Twitter)に解き放たれました。記事執筆時点で動画は119万件以上表示され、2万を超える“いいね”を獲得。常識をブチ破るビジュアルが「ミームになりそう」「flashゲームを思い出す」「2面もやりたい」と波紋を呼んでいます。
ゲームを作ったのは、フリーランスの漫画家・イラストレーターの黒城ろこ(@kuro87)さん。「家に本物の犬がいるのに」と前置きしたうえで、「画面の中でも犬を動かしたくて犬のゲームを作ろうとしている」と決意を表明。「まだどうなるか一切不明」としながらも、プロトタイプが先行公開されていました。
ゲームのメインキャラクターは、黒城ろこさんが飼っているポメラニアンの「ぽん」ちゃん(@pong_chang_0312)です。プロトタイプの動画では、さまざまな形に切り抜かれたぽんちゃんの顔や全身が左右に動いたり、回転したりする様子が見て取れます。
そして翌日。なんと驚異的なスピードで、ゲームの完成が発表されたのです! 大々的なプレスリリースはなく「Unityで飼い犬のクソゲー作って1日潰れました」というシンプルながら苦労が伝わるコメントとともに……。
Unityとは、(ものすごく頑張れば)個人でゲームなどを開発・作成できるツールのこと。しかし一口に“クソゲー”といっても「進行不能」なものから「光るものはある・愛を感じる」ものまで、そのクオリティーはさまざまです。
黒城さんの制作したゲームは、いったいどんな内容なのでしょうか? プレイ映像を追っていきましょう。
プレイヤーは、約3頭身で二足歩行になったぽんちゃんを操作します。すでにこの説明から“クソゲー”感が漂っていますが、ゲーム性とは無関係。衝撃的なルックスは華麗にスルーしながら……ジャンプ! 段差(目を閉じたぽんちゃん)を飛び越えます。
よく見ると、画面の下部には寝転がったぽんちゃんがずらりと並び、ゴールにはアクセサリーをつけたぽんちゃんの姿が。そう、このゲームは背景パターン以外の構成要素が全てぽんちゃんなのです! 写真の使い分けこそされていますが、ぽんちゃん以外の要素は一切ありません。
全体的な難易度は低く、足を揃えた回転ぽんちゃんを飛び越えるだけとシンプルなルールがわかりやすいこのゲーム。しばらくプレイすると、見事ぽんちゃんまみれのクリア画面が表示されました! さらに「Play Again」も「Pong Again」になっており、こだわりが感じられます。
素材として使われているぽんちゃんの切り抜き処理もていねいで、愛らしさがあふれていました。作者さん自身はクソゲーと言いつつも……ちょっと愛が隠しきれていませんね!
余談ではありますが、ゲームの定番である足場の角にハマった状態の挙動を利用すると大ジャンプができるようです。これを利用すれば2回のジャンプでクリアも可能! 何かのお役に立てば幸いです。
このゲームは、PCのブラウザからプレイが可能で、現在は続編であるpong game2とponggame3を含めた3作が公開されています。
また、公式サイトでも黒城ろこさんの作品をはじめとしたポートフォリオ&かわいいぽんちゃんの姿を公開中です。
画像提供:黒城ろこ(@kuro87)さん
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