殺処分予定だった野犬の子犬を引き取り、お風呂に入れる様子がInstagramで紹介されています。動画は記事執筆時点で5万3000再生を突破、3000件を超える“いいね”が寄せられています。
話題を集めているのは元野犬の「しょこら」くんです。保健所の収容所にいたしょこらくんは、生後2カ月ごろこちらのお宅に引き取られました。
この日は皮膚炎を患い、痒がっているしょこらくんをお風呂に入れる日。ケージの中にいたしょこらくんを、飼い主さんがやさしく抱き上げます。
抱っこされたままお風呂場にやってきたしょこらくんは、バケツにためたお湯の中へ。特に抵抗することなく、いい子で入ってくれました。
飼い主さんが体を支えながら、しょこらくんの毛並みをシャンプー。バケツのフチにつかまる前足がかわいらしいです。その後、シャワーで洗い流してもらうしょこらくん。野犬だった子が、こんなに大人しく入ってくれるのが意外な気がします。
お風呂から出たらタオルドライ。しょこらくん、さっぱりしましたか? そのあとはケージに戻って一休み。様子を伺うように、あたりをキョロキョロ見回します。
この光景を紹介してくれたのは、怯える野犬・子犬のしょこら(@hogoken.7.28)さん。コメント欄には「こんな小さな子をお母さんのようにお世話してくださり本当にありがとうございます」「生みの親より育ての親。いつか素晴らしい絆が出来ますね」といった書き込みや、犬と暮らしている人の体験談やアドバイス、応援の声が寄せられています。
実は飼い主さんは初めて犬と暮らしています。子どものために動物と触れ合える場所を検索しているとき、保健所に収容されている犬がいることを知りました。
収容所に連絡を取り見学に行く日が決まりましたが、それまでペットショップで動物が売られていることを当たり前だと思っていたという飼い主さんは、軽い気持ちで連絡したことを後悔します。
約束の日、飼い主さんは3人の子どもを連れて見学に。元気な子犬たちはエアコンが効いた室内で過ごしており、「譲渡されやすい」と聞いてホッとします。
気になるのは外で暮らす犬たち。成犬たちは迷子犬ということで引き取り手がいるようです。「引き取り手が見つかりにくいワンちゃんはいますか?」と聞くと「この成犬の子たちより殺処分の可能性が高い子は後ろにいる子犬ですね」という返事が返ってきます。
その子犬はブルブル震え、皮膚は赤く、異常に痒がっている状態。真夏なのにブランケットの中で小さくなっている印象でした。職員さんは「野犬の子で皮膚を痒がっています。抱き上げ時、排せつします。臆病な子犬です」と話します。
「だけど、かわいそうだと思って引き取るのはやめてください」という職員さんの言葉が胸に刺さり、その場を後にしましたが、自宅に戻ってすぐに引き取る準備を始めました。
動物アレルギー、お金、動物との初めての生活、子育てとの両立など考えるとキリがありませんが、命を引き取り1カ月。失敗しながらも何とかできているとのこと。
SNSは苦手でしたが、「こんな家族でも命を引き取り生活できてます」という思いで、しょこらくんが頑張る姿をアップしていこうと考えているとのこと。動画などを見た人に少しでも収容犬を身近に感じて頂けたら……と書いています。
しょこらくんを引き取るまでの思いや経緯はInstagramの他、YouTubeチャンネル「処分犬しょこらと家族ストーリー」でも発信中。これからの日々を見守りたくなってしまうファミリーです。
画像提供:怯える野犬・子犬のしょこら(hogoken.7.28)さん
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