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完全栄養食「ベースフード」カビ発生で謝罪、交換・返金対応へ SNSで白く変色した画像拡散(1/2 ページ)

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 完全栄養食を販売する「ベースフード」は10月23日、同社の製品について特定製造工場の一部製造ロットで、カビ発生が多発する事案が判明したと発表のうえ謝罪しました。SNS上では10月20日ごろから、ベースフードの製品にカビとみられる白い部分が見られたという投稿が複数上がっていました。

ベースフード カビ発生 画像は公式サイトより

 発表によると、本件が判明したのは10月20日のこと。対象製品は佐賀県のリョーユーパン唐津工場で製造された「BASE BREAD シナモン」。消費期限が10月28日から10月31日までの製品で、計45製品についてカビ発生の指摘を受けたとしています。

ベースフード カビ発生 画像は公式サイトより

 ベースフードは本件を受け、「お申し出をいただいたお客様、ならびに日頃からベースフードをご愛顧いただいているお客様に対し、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。

 カビ発生の原因については、「当該製品は脱酸素剤を封入し密封包装しているため、通常は包装内は無酸素下となりカビは生育できないと考えております」としつつも、包装および輸送時に包装破損が発生し、酸素濃度が上昇することでカビが発育することがあり、今回はそれが原因と推察しているとしました。

 ベースフードは、該当ロットをECで購入した利用客には個別で連絡。対象製品でカビが確認される製品を持っている利用客には、交換・返金の対応を取るとのこと。

 今後、ベースフードの品質管理担当者が調査して製造・検査体制を強化するほか、現品の包装破損状況の確認と追加調査、外部調査機関でカビ種類の特定と健康面への影響を確認するとしています。また、原因の詳細および今後の対策方針に関しては、速やかに報告するということです。

 なお、現時点で本件における健康被害の報告は受けていないものの、カビを確認した利用客には賞味期限内であっても決して食べないように要請。さらに、本件対象品にかかわらず、カビが確認された製品を持っている利用客には、ベースフードのヘルプセンターまで連絡するように呼びかけています。

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