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JR東海は、在来線全線の運転士を対象に保護メガネ(サングラス)の導入をはじめると発表しました。
同社では在来線運転士の前方確認時の視認性の向上と疲労軽減による安全性の向上を図るため、2022年12月1日から高山本線の運転士を対象にサングラスの着用を実施。その試行結果が良好だったとして、2023年11月1日以降、同社の在来線全線区(12線区)でも順次使用をはじめるとしています。
対象となるのは運転士約1300人。レンズは「信号機の現示の認識等色覚に影響をおよぼさない偏光レンズ」が使われ、サングラスの形は「オーバーグラス」「クリップオンサングラス」「フリップアップサングラス」の3タイプです。同社はサングラス着用の効果として「直射日光及び積雪等の反射光による眩しさの軽減を図ることでの前方の視認性向上」「直射日光及び積雪等の反射光をカットすることによる運転時の疲労軽減」があるとしています。
運転士がサングラスを着用する動きは、バス業界では山口県の宇部市交通局や岡山県の両備バス、鉄道業界ではJR西日本や京浜急行電鉄などで広がりを見せています。
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