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多頭飼育崩壊から保護された猫たち、人を拒否していたが2年後…… 幸せ一杯なビフォーアフターに「涙なしには見れない」「相当な忍耐」(1/3 ページ)

たくさんの人が命をつないでくれました。

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 2020年和歌山県のある民家で発生した、猫の多頭飼育崩壊。その現場から保護された3匹の猫たちのビフォーアフターがInstagramに投稿され、感動を呼んでいます。動画は記事執筆時点で13万再生を超え、9000件以上のいいねを獲得。投稿者は「保護猫カフェ ネコリパブリック広島」(@neco.hiroshima)さんです。

2020年和歌山県で発生した猫の多頭飼育崩壊からレスキュー

 動画に登場するのは、お顔がそっくりな茶トラの「陸」ちゃん、「海」ちゃん、「空」ちゃん。3匹は3年前、和歌山県で発生した多頭飼育崩壊の現場から保護されました。ゴミ屋敷として近隣から苦情が入っていた家で、行政による指導も入っていましたが改善されなかったとのこと。ある月から家に飼い主の気配がなくなり、飼育を放棄された多数の猫たちであふれたそうです。

 一旦は保健所に捕獲され殺処分も危ぶまれた猫たちですが、保護団体や預かりボランティアなど、たくさんの人たちが「命をつなぎたい」と奔走した結果、多くの猫たちの命が助かることになりました。

多頭飼育崩壊だった猫たち
多頭飼育崩壊の現場 糞尿にまみれた家屋から保護されました
警戒する猫たち
警戒する猫たち

 陸ちゃん、海ちゃん、空ちゃんは現場からレスキュー直後にある預かりボランティアさんの家で過ごし、その後「保護猫カフェ ネコリパブリック広島」にお引越ししてくることに。しかし、人間を知らなかった3匹は非常に警戒心が強く、最初は人を全く受け入れてくれなかったそうです。

多頭飼育崩壊だった猫たち
最初は人を受け入れませんでした

人を警戒し、何度も猫パンチが飛んできた

 3匹で固まり、こわばった表情でこちらを見つめる毎日。しかし、ネコリパブリック広島のスタッフさんたちはあきらめずに人慣れしてもらおうと、少しずつトレーニングを開始します。何度猫パンチされても引っかかれても、「人は怖くないよ」「なでてもらうのは気持ちいいんだよ」とコミュニケーションを増やしていきました。

多頭飼育崩壊だった猫たち
3匹で固まっています
多頭飼育崩壊だった猫たち
たくさんパンチも飛びました
無の表情の猫
無の表情

 「とにかくふれあい続けた」というスタッフさんたち。動画には、威嚇行動はしないものの、なでられて無の表情をする空ちゃんも映っています。ちなみに慣れるまでの間も、3匹ともにご飯はもりもりご食べてくれたとのこと。そして少しずつ、少しずつの触れ合いを続けていった結果……。

ご飯食べる猫たち
ごはんはもりもり食べてくれました。よかった!
お腹見せる猫
おなかを見せるように!

徐々に人を信頼してくれるようになった猫たち。猫部屋デビューを果たす

 あるときから猫たちは、信頼している証ともいえる「おなかを見せる姿勢」をとってくれるように! 徐々に自分たちから人間に近づいてくれるようになったそうです。その後急に目の前で寝転がり、「なでて〜」というそぶりを見せることも。そして、ネコリパブリック広島に来て2年後……。

自分からきた猫たち
自分から来てくれるようになりました
デレる猫たち
急にデレ!

 ついに他の猫たちもいる猫部屋デビューを果たすことになりました! ネコリパブリック広島では、保護され里親探しをしている猫たちと、猫部屋でのカフェ利用でふれあうことができます。あんなに人間を拒絶していた3匹も、今ではすっかり保護猫カフェの一員に。「猫たちを助けたい」と諦めずに尽力したたくさんの人たちの努力が実を結んだのです。

多頭飼育崩壊だった猫たち
ついに猫部屋デビュー
多頭飼育崩壊だった猫たち
そして今では……

 動画には「時間をかけて愛情を注げば必ず伝わるんですよね」「涙なしには見れません! 本当にスタッフさんの努力のたまものです」「本当に時間をかけてたくさんの愛情をかけて、今の陸ちゃん、海くん、空くんがいるんですよね」「長い月日をかけて、人間と触れ合えるようになったのも、スタッフさんのおかげです。あー良かったー。スタッフさん、本当にありがとうございます」などの感動の声が寄せられています。

多頭飼育崩壊だった猫たち
凛とした姿がかわいい
多頭飼育崩壊だった猫たち
猫草大好き
多頭飼育崩壊だった猫たち
ゆったりリラックス

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