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QRコードを読み取ると悪質なサイトの広告が表示され、クレジットカード情報を抜き取られるなどのトラブルが相次いでいるとして、カー用品最大手の「オートバックス」や関東のスーパー「いなげや」などが注意を呼びかけています。
学習院大学でもトラブルが
いなげやは11月9日、ポスターやチラシに掲載された、ネットスーパーの入会案内を記載したQRコードを読み込んだところ、予期せぬ不正サイトに誘導する広告が表示され、クレジットカード情報が抜き取られる被害が発生したと発表。チラシ・ポスターは10月27日〜11月9日に「川崎土橋店」「川崎下小田中店」(いずれも川崎市)で配布・掲載していたものです。
同社は詳細の事実確認を行っているとしつつ、QRコードからサイトに入った際に「モバイルアクティベーション 続行する」といった画面が表示された場合は、速やかに閉じてほしいと呼びかけました。
オートバックスを運営するオートバックスセブンも14日、同社の会員向けDMに記載された会員制度リニューアルのホームページを案内するQRコードから、予定していない広告サイトに遷移する例があり、一部では予定していない不正サイトに誘導され、カード番号などの決済情報の入力を求められるケースも確認されたと説明。同社は「お客様には多大なるご心配とご迷惑をお掛けいたしまして、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。
また、学習院大学も10月30日、5月から配布している「大学案内2024」に記載された受験生応援サイトのQRコードが、不正なリンク先に転送される事例が判明したとして、コードを読み取らないよう注意を呼びかけていました。
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