地下室に60年ほど放置されていたヴィンテージカーが、レストアによって当時の輝きを取り戻す様子をまとめた動画が、YouTubeで注目を集めています。
動画を公開したのは、さまざまなクルマのレストアを行っているYouTubeチャンネル「WD Detailing」。60年ほど地下室で保管されていたというヴィンテージカーは、メルセデス「190SL」というクルマで、1954年にベンツが発表したスポーツカーで、総生産台数は2万5000台以上とされています。
しかも、シリアルナンバーを確認すると、この190SLは8番目にロールアウトしたとされる最初期のモデルで、かなり貴重な個体であることが判明しました。
保管場所からメンテナンスを行うガレージに移動させ、まずは掃除機などを使って、車内に散らばるゴミを掃除。その後はタイヤホイールや外装に洗剤をかけて、手洗いと高圧洗浄機を駆使して汚れを落としていきます。
また、車体に残されていたガラスはオリジナルの貴重なパーツということで、割ってしまわないように気をつけながら外し、キレイに磨き上げて再利用することにしました。
バンパーやシートなど、分解できるパーツは一度取り外してすみずみまで清掃。一通りの掃除を終えて、外したパーツを組み直していくと、190SLは往年の輝きを取り戻しました。
動画には「すばらしい仕事」「本当に美しい」「アップデートが楽しみ」といった声が寄せられていました。
ちなみに、今回のレストア作業ではエンジンのオーバーホールといったパワートレイン周りのメンテナンスは行わず、オリジナルを維持できるような方法を検討して、改めてレストア作業をしたいと考えているそうです。
画像はYouTubeチャンネル「WD Detailing」より引用
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