元サッカー日本代表監督の岡田武史氏が会長を務めるサッカーJ3のFC今治は、クラブのアカデミーに所属する選手が、対戦相手の観客に挑発的に見える行動をしていたとして、2023年11月20日に謝罪しました。
担当スタッフの「監督不行き届き」も
FC今治は11月19日にホームで鹿児島ユナイテッドFCと対戦。試合は2-1で今治が勝利したものの、SNS上では今治のアカデミーに所属する選手が鹿児島のサポーターに対して挑発的な行動を取っていたという投稿が寄せられていました。
クラブは20日の発表で「鹿児島ユナイテッドFCのサポーターより、FC今治のアカデミー選手(ジュニアユース)に対して『試合中からビジター席の方に対して挑発的な行動をしていた』というご指摘を、試合終了直後にいただきました」と報告。「鹿児島サポーターならびにご来場の皆様には、不快な想いをさせることとなり、深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
クラブが当該選手に事実確認をしたところ、「一部SNS上で取り上げられている直接的な挑発行為はしていないものの、試合中や試合後に挑発行為と捉えられてもおかしくない振る舞いをしていたこと」が発覚。選手たちについては「コーチによる厳重注意を受け、またコーチとの対話を重ねていく中で、自分たちの振る舞いが相手に対するリスペクトを欠き、不適切な行動であったと認識し、深く反省しております」としています。
また、クラブは「観戦中において、担当するコーチスタッフがアカデミー選手の傍から離れる時間もあり、監督不行き届きな点がございました。この点において、試合・練習時はもちろん、アカデミー活動の全てにおいて、コーチが今まで以上の自覚を持ち、指導してまいります」と説明。
今後は「今回、相手をリスペクトする姿勢に欠けた行為があったことをクラブとして深く反省し、選手のみならず指導者であるコーチ自身の振る舞いを正してまいります」としています。
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