【マンガ】柄杓をくわえたコーギー、お散歩していると薬売りが現れて…… 異色の時代もの『殿と犬』が癒やされるかわいさ(1/2 ページ)
コミックス3巻が2024年2月15日発売予定。
コーギーのかわいさに癒やされるマンガ『殿と犬』がX(旧Twitter)で話題になり、11万いいねを集めています。
マンガ配信サイト「COMICポラリス」で連載されている作品で、コミックス3巻が2024年2月15日発売予定です。今回は作者・西田理英さんにインタビュー。また、話題を集めた“わらしべコーギー”のエピソードを出張掲載します。
戦国の世で鬼神のごとき活躍をしていたものの、平和な時代がやってきて没落してしまった、イカつい顔の「殿」。拾ってきたコーギーを「これからはお主が家臣」と飼いはじめたことで、足が短くてかわいい家臣との生活がスタートします。
ある日、コーギーがお気に入りの柄杓を口にくわえながら、殿と一緒にお散歩していると、薬売りに「その柄杓をゆずってくださいませんか!?」と声を掛けられ、引き換えにアメを手渡されます。
その後、泣いている子どもたちと出会ってアメをあげると、お礼に草で作った首飾りをもらいます。そして今度は、おじいさんに声をかけられて……。物品が代わるたびに表情がコロコロ変わる犬の姿がかわいらしい“わらしべコーギー”の物語。最後には一体、何がもらえるのでしょうか。
「コーギーの動きや表情がなんとも言えないかわいさ」「めっちゃ癒やされる」「時代劇のような世界観と、コーギーのギャップが良い」と話題の本作について、作者・西田理英さん(@itikogi)にお話を伺いました。
――― 「コーギーが登場する時代もの」という変わった設定の本作。生まれたきっかけは?
犬を題材にマンガを描いてほしいという依頼を受け、コーギーと暮らしているのでまずコーギーを登場させようと思いました。そして8ページほどの短編の依頼だったため、どうせなら好きなものを描いてしまおうと思い、時代設定を一番好きな日本の戦国時代〜江戸初期あたりにしました。
――― 「COMICポラリス」作品紹介ページによると、「7年程前に描いた漫画ですが、その続編を描く機会をいただけました」とのこと。連載の経緯は?
『殿と犬』は、別の出版社さんのWeb漫画用に描いたものでした。数年後、久々に原稿を見つけて、懐かしくてXにアップしたところ、COMICポラリスさんから「連載してみないか」とお声を掛けていただきました。
――― モデルになっている愛犬、どんなワンちゃんですか?
作中のしぐさやあるあるエピソードは体験したことを描いていますが、性格は少し違います。『殿と犬』のコーギーは異国から旅してきたため好奇心旺盛で、殿に助けてもらった恩義もあって忠犬。うちの愛犬はちやほやと育ったので内弁慶でビビりです。
――― この作品への思い入れや、ご自身の中で気に入っているポイントは?
やはり自分の愛犬をモデルにしているので、思い入れはとてもあります。言葉を発しない分、喜怒哀楽の表情がうまく描けたなと思うシーンは気に入っています。
――― うれしかった読者からの反応・感想は?
「犬がかわいい!」と言ってもらえると、とてもうれしいです。また最初は、殿の顔が怖くて読めないという声もあったのですが、今では「殿もかわいい」と言ってもらえるようになって。描き続けて良かったなと思いました。
制作協力:『殿と犬(とのといぬ)』公式(@tono_to_inu)
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。