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うまいと即失格“スト6初心者すぎ大会”が腹筋を破壊する展開と謎の感動で激烈に盛り上がる 「歩きガードは論外」「キーディスの滝」(1/2 ページ)

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 お笑いタレントの野田クリスタルさんが12月5日に自身のYouTubeチャンネルで開催した「ストリートファイター6初心者すぎ大会」が、視聴者の腹筋を破壊する名試合と謎の感動に包まれる大変な盛り上がりを見せました。この選手戦いの中で成長し……いやうますぎるから失格!

 大会の参加資格は、「完全な初心者であること」。ジャンプやガードなど対戦格闘ゲームの基本すら知らないような人のみが参加でき、「うますぎて初心者ではない」と判断された選手は“名誉の失格”になります。

 大会当日は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属でゲーム系記事を多数執筆しているハメコ。さんが実況、プロeスポーツチーム「REJECT」所属のハイタニさんが解説を務めました。

 こうして始まった“世界一フレッシュな大会”は、時間の関係などもあり予選は8試合が同時に行われるハイスピード展開で進行。野田さんらは8試合を同時に観戦し、初心者を偽る経験者が混じっていないかをチェックします。

 コンセプト的に「経験者を優勝させてはいけない」と、注意深く見張る3人。「(しっかりコンボしているのを見て)あっ失格!」「距離調整がうまい、怪しい」「起き上がりに投げを重ねるのは怪しいけどいったん泳がす」「歩きガードは論外、失格」など、疑わしい選手が次々に現れる“格ゲー人狼”状態に。ボタン1つで技が出る“モダン操作”があるため、技が出ていても経験者と断定できない難しい状況が続きます。

スト6初心者すぎ大会 ガンガン失格判定を下されていく経験者らしき動きをするプレイヤーたち(以下、画像は野田クリスタル公式YouTubeから)

 そんな中、ケン使いの「ジョブズ」選手が注目を集め始めました。入力した操作が画面左右に流れる「キーディスプレイ」(キーディス)設定がたまたまオンになっており、裏でとんでもない勢いで波動拳のボタンを連打していることが判明。「格ゲーにこんな連打必要ない」「撃ち合いで連打量が相手の2倍」「連打し過ぎで腕が決勝まで持たない」と白(完全な初心者)判定されながらもなんとか勝ち進んでいきます。

 こうして大会は準決勝まで進みますが、ここでAブロックが「どっちもうますぎる」と両者黒判定でブロックごと消滅。Bブロックのジョブズ選手とリュウ使いの「ねーさん」選手の試合が実質決勝となる大波乱の展開になります。

 このBブロックの決勝がまさに「初心者すぎる」大会決勝にふさわしい内容で、

  • 両者キーディスで過剰なほど連打しまくってる
  • 2本先取なのに両者続行操作が分かっておらず1戦で抜けてしまう
  • そのまま部屋から出てしまう
  • 抜けた後同じ台に行けず試合が始まらない
  • 攻撃を受けている間もどうにかしようと意味がないのにキーディスが滝のように流れる
  • 無線接続を使用している(格闘ゲーム上級者はほぼ有線接続)
  • 波動拳を撃つために距離を取ろうとピョンピョン後ろジャンプし続ける
  • ジョブズ選手の超連打波動拳弾幕が始まると歓声が上がる
  • 勝ち確チャンスを取ったねーさん選手がその場で無意味なジャンプをして逆転負け
  • 両者1本ずつ、1ラウンドずつ取って最終ラウンドまで行きお互い残り体力わずかのとこまでもつれ込む
  • 最後はジョブズ選手が途中で覚えてひたすら使い続けたアシストコンボを決めて逆転優勝
  • 最後の最後まで流れ続ける滝キーディス
スト6初心者すぎ大会 演出中でもキーディス(画面左右)が流れ続ける

 など、「決勝まで来たぐらいにはセンスがあるし真面目にやっているけど操作は初心者同士」というまさに視聴者が望んでいた最高の試合が繰り広げられました。とにかくキーディスがすごい。ボタンさえ押せば何かが起こって勝てる可能性が広がるということは理解していて偉い。

 こうして、とてつもない盛りあがりの中大会は終了。最後の感想でハメコ。さんは「ぜひ第2回も開いほしい」というほど楽しめた様子。またハイタニさんは、「(判定員として)格ゲーのやりこみが出た」「今までの集大成が見せられた」と大満足の表情でした。

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