35歳で乳がん発表の「Qaijff」森彩乃、右胸全摘手術を終え退院 手術前日の“決断”に涙「切り取られた私の身体」「今までありがとう」 (1/2 ページ)
4月にステージ2の乳がんを公表。
ステージ2の乳がんを公表していたスリーピースバンド「Qaijff(クアイフ)」のボーカル&キーボードの森彩乃さんが、12月5日にInstagramを更新。右胸全摘手術とリンパ節の切除(腋窩リンパ節郭清)が完了し、退院したことを報告しました。
手術完了と退院を報告
「11/30に右胸全摘、そして右腋のリンパ節の切除(腋窩リンパ節郭清)をしました」「術後5日目の今日、退院しました」と報告した森さん。右腋のリンパ節切除(※)については手術前日の決断だったそうで、医師から「身体の一部を失うのはもちろんつらいことだと思うけど、森さんは色々なものを持ってると思うから。生きてさえいれば、何でもできるから」と励まされ思わず涙したと明かしました。
※国立がん研究センターによると、がんの周辺にあるリンパ節を切除することで再発防止が期待できる一方、リンパ浮腫や手足のむくみが発生する可能性があり、術後の生活に注意が必要となります。
また、森さんは「術後すぐに手術の傷痕をまじまじと見れたし、平気なつもりでいたんだけど、術後2日目にして、傷痕を見て急に涙が止まらなくなった瞬間があった。言葉では説明がつかないんだけど」と切除後の胸部を見て複雑な感情があふれ涙してしまったと告白。
しかし一方で「でもこの涙は必要な涙だったと思う。切り取られた私の身体のための涙。今までありがとう! ありがとう! ありがとう!」と感謝。今後は回復に向けてのリハビリをしていくことや約3週間後には病理検査が控えていることも伝え、「引き続き、生きる!」と宣言しました。
なお術後の経過は順調なようで、予定より数日早く退院できたとのこと。「もちろん傷はそこそこ痛いし、腕はなかなか上がらないけど、回復に向けてリハビリ頑張ります」と意気込んでいます。
コメント欄には、同じ乳がんで手術したという人から「お互い頑張りましょう」「お互い不安で泣くときも多々ありますが、頑張っていきましょう」「私もまだ治療中です! 共に生きましょう」と励まし合う声が多く寄せられています。
1年半の治療期間に入ると4月に発表
森さんは3月下旬の検査でステージ2の乳がんだと診断され、4月にはバンド公式サイトで公表。同月末から約1年半の治療期間に入るとしていました。
治療発表直後には、「もうすぐ治療が始まるので、髪が抜ける前に自分史上いちばんのベリーショートに」「テンションあがる〜っ」と“小学生ぶり”のショートヘアになった前向きな姿を公開。また、11月19日の36歳誕生日には、半年の化学療法でがん細胞がかなり小さくなったことを報告し「36歳も私は私だけの人生を生きるんだー!」と伝えていました。
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