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川に突っ込んだ手がモヤって見える……? 河口で起こった“不思議な現象”が「勉強になる」「初めて映像で見た」と話題(1/3 ページ)

現象としては、砂糖などが水に溶けるときに見える“ゆらゆら”と同じ。

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 川の水に入れた手が、ボカシがかかったみたいにモヤモヤ――。海水と淡水が混ざる「汽水域」で起きる、不思議な現象がX(Twitter)で話題です。

シュリーレン現象 浅い川に手を突っ込んで少しかき混ぜると……
シュリーレン現象 手にモヤモヤのフィルターがかかったみたいに。不思議!

 投稿主は、福岡県のやながわ有明海水族館で館長を務める亀井裕介(@kame___suke)さん。自ら水をかき混ぜて、手がぼやける現象を実践してみせました。

 これは淡水と海水が混在する、汽水域ならではの現象。実験した場所では、比重の大きい海水が川を遡上する際に沈み込み、淡水と海水の2層に分かれる「塩水くさび現象」が起きているそうです。

 淡水と海水では光の屈折率が異なるため、両者を混ぜ込むと手がゆがんで見えることに。現象としては、水に砂糖などを溶かす過程でモヤモヤとした“むら”が見えるのと同じ、「シュリーレン現象」とのことです。

 亀井さんの投稿は、「自然には本当に不思議がいっぱい」「勉強になる」と話題に。「このような環境で生物はどのように生きているのか」と人々の興味を引いています。

画像提供:亀井裕介(@kame___suke)さん

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