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「口癖は 理論的には 可能です」――「現場川柳」大賞が決定! 悲喜こもごもな“現場あるある”に思わずくすり(1/3 ページ)

応募数は1万295作品も!

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 ものづくりの“現場あるある”を詠じる川柳を募集した「現場川柳」の第10回受賞作品が2月5日に発表されました。応募数は全部で1万295作品。果たして、記念すべき第10回で大賞を受賞したのはどのような作品なのでしょうか。

第10回「現場川柳」の結果

 第10回「現場川柳」の栄えある大賞・優秀賞はこちら! なお、公式サイトでは、その他第10回の全記録を見ることができます。

第10回大賞: 口癖は 理論的には 可能です (減点パパさん)

現場川柳 第10回大賞 口癖は 理論的には 可能です
口癖は 理論的には 可能です (減点パパさん)

第10回優秀賞: 「ああアレね」 知ってるフリの インボイス (そらうささん)

現場川柳 第10回大賞 「ああアレね」 知ってるフリの インボイス
「ああアレね」 知ってるフリの インボイス (そらうささん)

第10回優秀賞: 短納期 チャチャッとこなす 爺PT (春蚊秋冬さん)

現場川柳 第10回優秀賞「短納期 チャチャッとこなす 爺PT」
短納期 チャチャッとこなす 爺PT (春蚊秋冬さん)

第10回優秀賞: 終業後 密かに試す 魔改造 (俵星げんばさん)

現場川柳 第10回優秀賞「終業後 密かに試す 魔改造」
終業後 密かに試す 魔改造 (俵星げんばさん)

「現場川柳」とは

 「現場川柳」は、製造業の顧客向けに何か楽しいイベントができないかという考えから立ち上げられた川柳のイベントです。2014年から毎年開催され、例年1万句ほどの作品が寄せられます。

 主催は“光電センサ・画像センサ”などを手掛けるオプテックス・エフエー。そのため、毎年10月3日の「センサの日」(※同社が制定し日本記念日協会が認定)に募集が始まるのが通例となっています。

 イベント事務局に“現場”からの反応について話を聞くと、「製造現場にいれば誰もが身に覚えのある『ものづくりあるある』が現場川柳の醍醐味(だいごみ)の1つですが、毎日の不良品との格闘や機械や工具への偏愛、クセのある職人像など、現場の毎日を読んだ句に共感頂いていると思います」とのコメントが。

 また、受賞作の川柳には製造業の時流が反映されるため「現場川柳を読めば、製造現場のトレンドがわかる」 という評価もあるのだそうです。笑って楽しみながら「現場の今」を知ることができる、すてきな取り組みですね。

 なお、公式サイトでは歴代の受賞作も掲載。ものづくりの“現場”ならではの笑いと悲哀がこもった、ユーモラスな川柳を多数見ることができます。2月22日には京都で、特別選考委員を務める見ル野栄司さんほか4名の漫画家による第10回を記念したイベントも行う予定とのことです。

※取材・画像協力:オプテックス・エフエー見ル野栄司

文:近藤仁美(こんどう・ひとみ)

クイズ作家(公式サイト)。国際クイズ連盟日本支部長。テレビ番組「高校生クイズ」「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」などの他、日本人として初めてクイズの世界大会で問題を担当する。2023年「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。

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