西友、鶏肉の「加熱不足」で親子丼を回収 関東など96店舗で販売……食品衛生法違反のおそれ（1/3 ページ）

加熱済み鶏肉との交差汚染の可能性があるといいます。

[ねとらぼ]

　食品スーパー大手の西友は、店頭で販売した「親子丼」の具材に使われた鶏肉に「加熱不足」のものがあることが判明したとして、商品の回収を受け付けています。

西友が「親子丼」回収（画像は西友公式サイトから）

塊状の加熱不足の具材を確認

　回収を受け付けるのは「だし香る親子丼」。2月3日に製造され、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県の西友96店舗で2月4日に販売された529個（消費期限は2月5日午後1時）です。

回収対象の「だし香る親子丼」（画像は消費者庁リコール情報サイトから）

　消費者庁リコール情報サイトの情報によると、2月3日午後10時22分から10時49分に製造した「だし香る親子丼」の具材に使用した鶏肉カット（10-15グラム）の一部に、塊状の加熱不足のものがあることが判明。盛り付け時の目視選別により商品に使用されないことが確認できたものの、加熱済みの鶏肉との交差汚染（接触による汚染）の可能性を否定できず、食品衛生法違反のおそれがあることから商品の回収を実施したといいます。

　西友は2月4日から販売店舗で今回の内容について売場告知を実施。回収は商品か、商品のレシートを持参の場合に受け付けるとしています。