8年で6メートルの高さに育ってしまった庭木を植え替える様子が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で2万9000再生を突破しています。
抜くのは植え付け8年のシマトネリコ
作業をするのは茨城県で植木の生産、販売を手掛ける「グリーンロケット」のグンジさんとケンジさん。「無料(タダ)で木を抜かせてくださいプロジェクト」の一環で、集合住宅前の庭木を植え替えていきます。
ターゲットとなるのは、8年前に植えたというシマトネリコです。当初は高さ1メートルくらいでしたが、現在は6〜7メートルまで成長し、2階の屋根に届くくらいに。根っこは花壇の中でパンパンになり、種がこぼれて周囲から発芽してしまうことにも困っていました。
作業開始 すると……
最初に手掛けるのは枝を切る作業。木を抜いた際の周囲への影響を考え、どんどん切っていきます。落とした枝を集めたら、トラックの荷台いっぱいに。しかし、本格作業はこれからです。
根っこを見ただけでは、先が下に伸びているのか、横に逃げて行っているのかは分からず、根気よく土堀りをするしかありません。掘り始めてすぐに、何かを察したお2人。太い根っこもあるのですが、細かい根が多くてスコップが入って行かないそうです。
掘っているうちに、地中から大量の石が出現。露出してきた根っこを切るのも一苦労です。途中でケンジさんの秘密道具であるオノ、タガネ、ハンマーが登場。これらを駆使して作業を進めます。
しばらく作業を続けた後に木の幹を押してみるもビクとも動かず。いよいよ「台風作戦」のスタートです。台風作戦とは(1)水で土を柔らかくする、(2)木を揺らす、を繰り返すこと。何度も繰り返すうちに、だいぶ幹が動くようになってきました。
激闘の末、ついに……
2時間半の激闘の末、待ちに待った瞬間が。ついに抜根に成功したのです。今回の現場は下が砕石だったので下に強く出ている根っこは無かったとのこと。その代わり周りの4〜5カ所に太い根っこが出ており、苦労したということです。
無事に大木が抜けたので、今度は新しい木を植えていきます。依頼者さんから「成長がゆっくりな木がいい」という希望があったので、メインにはソヨゴを選びました。
ソヨゴの葉っぱはトーンが暗いため、足元の植物にはオタフクナンテンなどの明るめものをセレクト。白の石灰石を配置して、雑草防止用のウッドチップを敷きます。
右側の植栽ともつながりをもたせて、すっきりとした花壇が完成。様子を見に来た依頼者さんもうれしそうで、ねぎらいの言葉を掛けています。
この光景を紹介してくれたのは、YouTubeチャンネル「グリーンロケットの植木チャンネル」さん。コメント欄には「台風作戦ヤバい」「木を抜いた後のお庭もステキです」「それにしても太い根っこでしたね。なぜか見ているだけの私もヘトヘト」「恐るべしシマトネリコの成長力」といった声が寄せられています。
グリーンロケットさんはYouTubeの他、X(Twitter)(@greenrocket_)やInstagram(@greenrocket_official)、公式サイトでも情報を発信中。別の日の投稿では、他の現場の施工事例やオススメの常緑樹、絶対に庭に植えてはいけない木などを取り上げています。
画像提供:YouTubeチャンネル「グリーンロケットの植木チャンネル」
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