混雑する駅の自動改札機の上で、乗客の行き来を見守る猫の姿がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で10万再生を突破しています。
駅の改札に猫が座ってる!
撮影された場所は、英ハートフォードシャー州にあるスティーヴニッジ駅。茶トラ白の「Nala」(ナラ)が自動改札機の上に行儀よく座って、乗客たちをやさしい表情で見守っています。ときおり乗客になでられてうっとりした表情をするのがとってもかわいいですね。
誰が来ても動じず、とっても落ち着いているナラの姿は、貫禄があるベテラン駅員さんのようです。周囲のお客さんたちがみんな笑顔でナラを見ている様子もとってもほほえましくて、見ているだけでこちらまで笑みがこぼれてきます。
ラッシュの時間にやってくる近所の猫
BBC(英国放送協会)の取材に答えた飼い主さんによると、ナラは駅近くに住んでいる4歳の飼い猫で、冒険することと注目されることが大好きな猫ちゃん。通勤客が何時に駅に来るかを把握してわざわざ通勤ラッシュがある朝と夕方に駅へ向かうそうです。そのほうがたくさんなでてもらえると知っているのですね。
しかも、そのことをスティーヴニッジ駅の駅長さんも承知しているとのこと。駅長さんもナラに夢中で、「ナラは人々を笑顔にする。そのおかげでスタッフと乗客は楽しく会話ができて壁がなくなるんだ」と同じくBBCの取材でコメントしました。
駅員と乗客をつなぐ猫
ナラは、もしものときのためにGPS追跡装置やナラ自身の名前と飼い主さんの詳細が書かれた首輪をしています。それでも「迷子かもしれない」と心配する人が多かったため、ほかにも「迷子ではありません」というタグもついているそうです。
コメント欄では「ナラに会うためにスティーヴニッジ駅を訪れる予定」「なでずに通り過ぎるのは不可能」「人の心を暖かくしてくれる猫」などの声が寄せられました。ナラは今日もスティーヴニッジ駅でたくさんの乗客を笑顔にしていることでしょう。
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