2月9日、米サウスカロライナ州にあるファーマン大学のフットボール選手ブライス・スタンフィールドが21歳の若さで亡くなりました。同大学のフットボールチームでディフェンスタックルとして活躍していた彼は7日、トレーニング中に倒れて緊急搬送されていました。
生命維持装置の装着から2日で死去に
ブライスは7日の朝、同大学の「パラディンズ・スタジアム」で倒れ、病院へ搬送。すぐに生命維持装置につながれ2日後に亡くなったと発表されています。
コーチによると、当日のブライスは練習がはじまる前から背中に張りがあり、制限しながらトレーニングしていたとのこと。この張りについては以前から抱えていたもので、シーズンに向けてリハビリを続けており、それ以外の医学的な問題は何も把握していないとしています。
学生アスリートとして活躍したブライスは同大学で健康科学を専攻し、卒業後は歯科大学に進む予定であったとのこと。学長は9日、ブライスが家族に囲まれながら亡くなったと発表し、彼の家族、コーチ、チームメイトが出席する非公式のセレモニーにおいて優秀な成績を収めての理学士号を同日付で授与したと明かしました。
ヘッドコーチ「傑出した若者であり良い学生でもあった」
小児病院を見舞うボランティアや地域の学校で子どもたちへの読み聞かせをする活動などにも積極的だったというブライス。若く快活で優れた人柄を持つ青年の予期せぬ死に衝撃と悲しみが広がっています。
チームのヘッドコーチは「ブライスは傑出した若者であり、良い学生でもありました。フットボール選手であり、友人でもありました」とコメント。ブライスの選手として、また1人の青年としての活躍に言及し、「あらゆる意味で、彼は私たちが持てる最高の代表だった」と悲しみを伝えています。
さらに大学のインカレ担当副学長は「私たちファーマン・ファミリーはブライスの死に心を引き裂かれ、家族、友人、チームメイトと深い哀悼の意を分かちあっています」とし、「ブライスは美しい魂であり、愛する息子であり、誠実な友人、すばらしいチームメイト、優秀な学生でした。コミュニティー全体からの愛と祈りに感謝いたします。ブライスがいなくなり心から寂しく思いますが、彼は私たちの心の中で永遠に思い起こされるでしょう」と追悼しました。
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