ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

「ナポレオン3世」の時代の銃を発見→徹底復元…… 蘇った姿に「素晴らしい」「ナポレオンも誇りに」【仏】(1/3 ページ)

実際に使えそうなほど復元できました。

advertisement

 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2021年にYouTubeへ投稿された動画「ナポレオン3世時代のリボルバーの復元」を紹介します。

ビフォアフ 修理 歴史 リボルバーを復元

すっかりきれいな状態に

 投稿したのは、磁石を使って釣りをする「マグネットフィッシング」の動画を公開しているフランスのYouTubeチャンネル「Pecheur De Tresors」。今回は錆だらけになった古い銃を復元して、ピカピカにしていきます。見るからに古そうですが、作られた時期はなんと「ナポレオン3世の時代」とのことで、19世紀の後半ごろのもののようです。

 最初にワイヤーブラシを使って大まかに錆を削ぎ、電動ブラシでさらに細かい錆付きを落としていきます。この作業だけで表面はだいぶきれいになったように見えます。さらに液体に浸けて電気分解すると、赤茶色の錆はほとんどなくなりました。

 その後、パーツを分解してから、一つずつ錆を落としてクリーニングしていきます。きれいになったパーツを元どおりに組み立てれば、完成です。リボルバーがしっかりと回転して、銃として機能するようになりました。時代を感じさせる風合いも残した、すばらしい復元技術です。

ビフォアフ 修理 歴史 電気分解で錆を落とす
ビフォアフ 修理 歴史 しっかりと動くように修復できた

 コメント欄には「古いものに新たな命を吹き込み、後世に物語を残すことができることが素晴らしい」「ナポレオンも誇りに思うだろう」と技術に拍手を送る声が寄せられています。

 「Pecheur De Tresors」ではその他にも、川底から拾った古い銃の錆を取り、新品のように磨き上げる動画を公開しています。復元作業前はどれも絶望的に汚れていますが、見事なクリーニング技術で新品のように磨き上げる様子に注目です。

画像はYouTubeチャンネル「Pecheur De Tresors」より引用

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る