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「カステラに書いてある『123』って何?」 世代と地域の差を物語る投稿が話題「あのCM知らない人もいるのか……」(1/3 ページ)

カステラ1番、電話は……。

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 「かわいいから買ったんだけど横に書いてある123ってなに」――文明堂の「おやつカステラ」を買った人の疑問がX(Twitter)で話題を呼んでいます。あのおなじみのCMソング、実はそこまでおなじみでない……?

文明堂 パッケージの側面に、CMソングの歌詞が絵解きで表現(画像提供:PIZZA BOYさん)

パッケージのイラストに「123ってなに」

 投稿主は岩手県の飲食店「PIZZA BOY(@boyboyboy2019)」の店主。子グマがカステラを差し出す愛らしいパッケージに心引かれたものの、側面に数字とともに描かれた「カステラ」「電話機」「時計盤」のイラストに面食らうこととなりました。

 これは文明堂が昭和のころから流しているCMソングの歌詞、「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂」を表した絵解きなのですが、PIZZA BOYさんにはピンと来なかった様子。ジェネレーションギャップもありそうですが、実はあのCMが全国区ではなかった影響も大きいようです。

 この投稿は「懐かしい」「あのCM、知らない世代もいるのか……」と話題に。CMについては、「関東ローカルだったのか」「本場の長崎でも流れていた」「文明堂の各店でも聞けた」といった報告が見られます。

そもそも「電話は2番」とは

 「『電話は2番』って何?」といった疑問も多かったのですが、これについては文明堂公式サイトに解説があります。その由来は電話機間を「交換手」と呼ばれる係員がつないでいた1890年代、「2番の文明堂」と指定すればつながったころのキャッチフレーズ。現在も販売店や工場では、電話番号下1桁に2が使われているのだそうです。

文明堂 本当に「電話は2番」でつながった時代の広告(画像は文明堂のサイトより)

 公式サイトでは歴代のCM映像も公開。CMソングにのせて踊るマリオネット「カンカンベア」の由来も読めます。

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