「いつか全国から注目されると信じて」の思いとともに、X(旧Twitter)に投稿されたハンコの複雑な印面が、記事執筆時点で29万4000件を超える“いいね”を集めるほどに注目を集めています。
1円玉より小さいのに……“120文字”も!?
投稿したのは永江印祥堂(@nagaeinsyoudou)。島根県にある老舗のハンコメーカーで、以前には落語でおなじみ「寿限無」を掘ったハンコなどで話題を呼んだこともあります(関連記事)。
今回されたハンコの印面にも、文字がみっちり刻み込まれています。その数なんと“120文字”。ぱっと見ではどんな文字が書かれているのかさっぱり分からないほどの細かさです。
ハンコの大きさは1円玉よりも小さいサイズですが、実際に押してみた様子も紹介されており、それを見ると「はじめましての方ははじめまして、そうでない方はこんにちは。島根県にある小さなハンコ屋です。あれこれ説明するよりこちらを一目見れば職人の技術の高さは伝わっちゃいますよね?これぞまさに百聞は一見にしかず。なんちゃって(笑)」と彫られているのが分かります。こんな小さな場所に、ここまで精巧に文字が刻めるものなのか……!
Xでは「細かっ」「この小さなサイズにすごいですね」「神業というほかないな」とその高い技術力をたたえる声や、「文字が掠れたり潰れたりしてないのが凄い」「職がちゃんと職として判別できる」と仕上がりに感動する声も寄せられていました。中には「プロポーズや記念になる言葉をいれたらちょっと面白い。形に残るし」「銀魂の長文次回予告も掘ってくれそう」と刻み込んでほしい文字をあげる人も。
永江印祥堂はこの他にも、QRコードが刻まれたハンコや、上からのぞくことでどの向きで押しているのか分かるハンコなど、ユニークなハンコをXで紹介しています。
画像提供:永江印祥堂(@nagaeinsyoudou)
(物書きモトタキ)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.