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車いすユーザー考案のウエディングドレスに感動の声 地元の高校生と作り上げた見事なコラボレーション(1/3 ページ)

地元愛をひしひしと感じる。

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山形県鶴岡市の特産品「つるおかシルク」を使い、車いす利用者向けのウエディングドレスを制作したYouTuberの投稿がX(旧Twitter)上で話題になっています。

地元の高校生と一緒に作り上げた作品

 投稿したのは2018年に、事故で下半身不随になった渋谷真子さん。現在は“車いすYouTuber”として活動する一方で、地元・山形県の特産米「つや姫」の観光大使としての顔を持ち、日頃から山形県の魅力を発信されています。

 今回のウエディングドレスの制作は、以前から地元の特産品「つるおかシルク」を使ったドレスを制作する授業を行っていた山形県立鶴岡中央高等学校総合学科の学生たちに協力を依頼し、力を合わせて実現した企画です。

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山形県鶴岡市のシルクは国内で唯一養蚕から絹織物まで一貫工程で作られている

 ねとらぼ編集部の取材に対し、渋谷さんは特にこだわったところとして「車椅子全体を覆えるデザインにし、なおかつ自分で漕げるようにしたところ」と答えてくださいました。その理由は、現状のウエディングドレスでも車いす利用者が着ることができるものもあるものの、ドレスで車椅子全体を覆えなかったり、ドレスを着ると自力で漕げなくなる車椅子が多いからだそうです。

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試行錯誤を重ねて制作されたドレスはどの角度から見ても美しくエレガント

 今回のXの投稿でユーザーからは「ウェディング業界の人間として感動しかありません」「ドレスのベールがふわふわで可愛い」「凄く素敵です」と心あたたまるリプライが続出。渋谷さんは「多くの方に、新しいドレスのカタチを知ってもらうことができてうれしいです」と喜びを伝え、「今後は、こういったドレスがもっと広まって欲しい」と期待を寄せました。

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ドレスは2wayになっていて、マーメイドライン風もかわいいです

 最後に渋谷さんは、日本で初めてユネスコ食文化創造都市に登録され、自然豊かな地元・鶴岡市について「食。人。暮らしやすさから得れる小さな幸せが心を豊かにしてくれる地域」と紹介していました。地元愛あふれる渋谷さんの取り組み、発信に今後も注目です。

画像提供:渋谷真子(@s_maco_)さん

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