妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」(1/2 ページ)
保護してくださって本当にありがとうございます。
妊娠中に捨てられていたラブラドール・レトリバー。保護主さんの元で出産した様子がX(Twitter)に投稿され、記事執筆時点で237万件表示を突破、2万9000件を超える“いいね”を記録。「3つの命を救ってくださってありがとうございます」「これからママと仔犬ちゃん元気に過ごしてほしい」と反響が寄せられています。
倒れて身動きが取れなかったワンコ
2月10日、投稿者さんは外で倒れているラブラドール・レトリバーの女の子を発見。ワンコはその場から動けない様子でした。保護後、動物病院へ連れて行くと、獣医師さんは「倒れて動けなかったなら薬を盛られてた可能性がある。繁殖犬だったかも。少なくとも4回の出産をしている」と推測し、便には寄生虫、血液にはフィラリアが発症しているという診断を告げます。
四肢には床ずれの痕、両前足には痛々しい傷跡も……。かなり劣悪な環境で生活させられた揚げ句、高齢だからか捨てられてしまったことがうかがえます。この現状に投稿者さんは怒りがこみ上げつつ、ワンコの保護を決意。ワンコは投稿者さんのお家に迎えられると、幸せそうに眠っていたといいます。
守られた3つの命
後日、投稿者さんが朝起きたら、なんとワンコは2匹の子犬を出産していました。ワンコは妊娠していたのです。心から安心した表情で、子犬たちを抱きしめるように眠るワンコ。年齢や病気の壁を乗り越えて出産を終えたことに安堵するとともに、妊娠しているワンコを捨てたことに「これが人間のすることか」と投稿者さんは強い憤りを感じます。
きっと保護される前のワンコは、新しい命を宿しながらも身動きが取れずにひとりぼっちで、不安で仕方がなかったことでしょう。ワンコを捨てた人には、本当に怒りがこみあげます。ワンコも猫も、今この世界で生きる多くの生物たちは、みんながみんな尊い命。決して人間だけがおごることなく、全ての生き物が幸せになれる世の中になることを願うばかりです。
ワンコの出産にたくさんの反響が寄せられる
ワンコの出産を報告したポストには「勇気ある行動に頭が下がります。そして親子ともに助かって良かった」「何もできないけど保護された方はほんとに素晴らしいことをされたと思います」「優しい方のもとへ行けて、今は温かい生活が出来てるんだなと思ったら嬉しくて涙が出ます」「ラブちゃん家族が穏やかに過ごせますように」など、命のリレーに安堵した人や、「人間の勝手で捨てるなんて…涙 絶対に許せません」「とても腹立たしく悲しいです」「一時のかわいいで衝動買い。手間、お金が掛かってくると、棄てる。最後まで覚悟して飼って頂きたいですね」「ブリーダーが飼育放棄した繁殖犬だったんかも 繁殖犬は吠えない様に喉も潰されたりとかもあるし過酷 ほんと、人間のすることかって思うわ」といった、心を痛める声も多数寄せられています。
投稿者さんの決意
投稿者さんは、ワンコを保護すると同時に警察に届け出も出しており、「まだ拾い物扱いなので、飼い主が現れたら仔犬ごと引き渡すしかありません……。なのでまだはっきりと今後の答えは出せませんが、最善の方法をとっていきたいと思っています」「『余生をうちで過ごせばいいよ』と言う気持ちで我が家に迎えたので今、家を改修して犬にとって住みやすく変えているところです」ともつづっています。
投稿者さんのX(Twitter/@meromerodokkyun)アカウントにはラブラドールファミリーのその後の様子が投稿されています。
画像提供:ありんこりんこ(@meromerodokkyun)さん
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