頭上や足元で気ままに振る舞うニワトリたちに動じることなく演奏に集中するピアニスト。そのシュールな練習風景がInstagramで話題です。記事執筆時点で動画は84万4000回以上再生され、2万3000件を超える“いいね”を獲得。
ピアニストの練習風景に違和感が……?
ピアノの練習をしているのは喜界島(鹿児島大島郡)在住のピアニスト、ぴあやの(@ayapiano2017)さん。コンサート本番に向けて熱のこもった練習のようですが、なんだかちょっと様子が……?
思わず二度見、三度見してしまいそうなツッコミどころ満載の練習風景です。まず目をひくのは、2024年5月で2歳になるニワトリ姉妹の妹「ピナ」ちゃんが立っている場所……!
小さなころからピアノが好きだというピナちゃんが陣取っているのは、卵からかえし育ててくれているぴあやのお母さんの頭の上ではありませんか! キョロキョロと周囲を見回す姿は堂々としたもので、そこが頭の上であることをみじんも感じさせません。
一方ぴあやのさんは、ピナちゃんを気遣うように背筋をピーンと伸ばした姿勢をキープ。途中、ピナちゃんが方向転換すると頭がゆれそうになりますが、それも堪えて体の軸をブラさないようにしながら腕と指だけを動かします。
特に指先は、鍵盤の上をコロコロと転がるように行ったり来たり。なめらかな上に、ものすごい速さです!
足元に……もう1羽!?
さらによく見ると、ぴあやのさんの足元でも何事かが起こっているようで、スカートが大きくゆれていますが……?
ピナちゃんのお姉ちゃんニワトリ「ナッチョ」ちゃん(2歳)が、ぴあやのお母さんのスカートを蹴ってゆらしていました。華麗な足さばきでバッサバッサ……繰り返し蹴り続けるひたむきな姿がなんとも愛らしいナッチョちゃんなのでした。
コメント欄には「情報量が多すぎて、どれが1番重要な事なのか分からん」「全てがカオス的に混合」「なんという指捌きと集中力」といったツッコミや驚きの声が寄せられています。
特別じゃない、これがいつもの光景なんです
ニワトリたちのお母さんとピアニストを両立する中で生まれたバランス奏法と、自由奔放な姉妹とのギャップが際立つシュールな光景。一見すると現実離れしているようですが、Instagramの日々の投稿を目にすると、これが一家の日常だということが分かります。
「音を舞わせてあげたい」……離島に移住
ちなみに、ぴあやのさんが弾いているのは16歳のころから愛用しているグランドピアノ。特徴的なモンステラ柄は4年前に化粧直ししたそうです。ぴあやのさんは、このピアノを窓を開けて自由に弾いて「音を舞わせてあげたい」という願いを叶えるため、神奈川県横浜市から喜界島に移住して3年になりました。
ほのぼの……かつシュールな一家の暮らしは、Instagram(@ayapiano2017)で公開中です。2羽の成長記録や日常メインのInstagramアカウント(ナッチョとピナ/@piinaccho)もあります。
ヒナのころからピアノに触れて育ったニワトリ姉妹
画像提供:ぴあやの離島移住したピアノ弾き(@ayapiano2017)さんのInstagramアカウント
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