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“斬新デザイン”どこいった? ファンに衝撃与えたプジョー「9X8」、2年後まさかの改良で再びざわつかせる「エイプリルフールはまだだから」(1/2 ページ)

ついにウイングが付いた……!

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 プジョー・スポールは3月25日、ハイパーカー「9X8」の改良モデルを初公開しました。当初掲げていたコンセプトをガラリと変えた姿で登場し、SNS上では「やっぱりリアウイング要るよね……残念ではあるけど勝ちにいく気があるって事だよなこれは」など反響の声があがっています。

プジョー・スポールInstagram
リアウイングが装備された改良モデル(画像はプジョー・スポールInstagramから)

 9X8は、WEC世界耐久選手権に2022年シーズン途中から投入されたマシン。デビュー当初、リアウイングを廃した独自性の強いデザインが、モータースポーツファンの間で話題となりました。

 しかし多くのレースで厳しい戦いを強いられており、これまでの最高位は2023年第5戦モンツァの3位となっています。

 その上で、9X8は最新のアップデートでリアウイングの追加を発表。リアウイングレスの9X8は前戦(開幕戦カタール)で見納めとなり、チームは第2戦イモラからリアウイングの付いたマシンで戦います。

 なおリアウイングの有無だけでなく、ボディーワークの約90%を変更したとチームは説明しました。

 テクニカル・ディレクターのオリビエ・ジャンソニーは、「私たちは、もはや正しいとはいえない選択をしてしまい、このパフォーマンスの差は2023年のBOP(バランス・オブ・パフォーマンス:性能調整)では十分に埋め合わせることができませんでした。そのため、ライバルと同じようなデザインに戻し、BOPで同等の扱いを受けることを考えました」

 「前後31センチの同一タイヤ幅をやめ、フロントに29センチ、リアに34センチのタイヤを装着しています。(改良モデルは)シャシーは同じなので、厳密には新車ではないのですが、多くのアップグレードが施されています。タイヤを効果的に機能させるためには、重心を変える必要がありました。また空力バランスを改善するために、空力荷重の再配分も検討する必要がありました。その結果、ボディワークの約90%を再設計し、リアウイングを追加しています。加えて、新しいホモロゲーションにより信頼性と性能のアップグレードを行い、最高のチャンスを得ることにしました」とコメントしています。

 リアウイングの付いた9X8に、SNSでは「アイデンティティは失われたけどめちゃめちゃカッコいい」「最初から付ければいいのに!!」「ウイングレスのロマンがついに崩れる…w」「エイプリルフールはまだだからフェイクじゃないんですね」「リヤウイングがついてニュースになるクルマってのもすごいな」といった声が寄せられています。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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