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「センスの塊」「芸術的」 JR湯河原駅が「開業99年目」を標識でお祝い しゃれた表現が話題に(1/3 ページ)

「開業」だけ縦書きなのがポイント。

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 JR東海道本線の湯河原駅に「開業99年目」を粋な表現で祝う掲示が発見され、X(Twitter)で話題となっています。貼り紙と、駅の設備の合わせ技……!

「開業99年目」を粋な表現で祝う掲示が話題

 1924年10月開業の湯河原駅は、2024年3月現在は「99年目」。その歴史が線路脇にてひっそりと、駅の設備で表現されていることに、投稿者のてらばいと(@9005kazitani)さんは気付きました。キロポスト(距離標)に書かれた「99」のまわりに「開業」「年目」の貼り紙を足し、「開業99年目」とされているのです。

キロポスト 標識込みで表現された「99年目」。構造上の都合で桁が多く見えるのはご愛敬(画像提供:てらばいと/@9005kazitaniさん)

 距離標とは鉄道や道路の起点からの距離を示す標識の1つ。湯河原駅の場合は、東海道本線の起点である東京駅から約99キロに位置しているため、こうした表現ができるわけです。

キロポスト 10月には100周年を迎える湯河原駅(出典:PIXTA

 これをてらばいとさんが「センスの塊」と感心した投稿は広く拡散。距離標の構造上、「9999年目」に見えてしまう点はいじられながらも、「芸術的」「『開業』だけ縦書きにして、『99』を縦に読ませる誘導は完全にプロの犯行」などと称賛されています。

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