5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回はハリウッド版劇場版「リング」の第3作目「ザ・リング/リバース」公開に先駆けて、2017年に映画配給会社が宣伝のためにYouTubeで公開した“貞子ドッキリ”動画を紹介します。薄型テレビから貞子が……!
ショップの壁から作った大規模なドッキリ
同映画公開直前である2017年1月に投稿された白昼の“貞子ドッキリ”動画は、映像制作および映画配給会社「パラマウント・ピクチャーズ」の(@paramountpictures)公式YouTubeチャンネルで公開されたもの。記事執筆現在までに2500万回以上再生され、約18万件以上のいいねを獲得するなど大きな注目を集めています。
動画では、まずドッキリの舞台となる家電量販店の内部に、薄型テレビをかけるための壁を設置するなど大規模な工事からスタート。壁の一部に穴を開け、その向こうには貞子が待機できる小部屋を作ります。穴にはテレビの枠をかけ、液晶はスクリーンで下りてくるように設置。これで、普段は何の変哲もないテレビに見えますが、スクリーンが上がると中にいる貞子が出てこられるようなセットが出来上がりました。
ドッキリスタート!
何も知らずに来店したお客さんたち。販売中の薄型テレビについて説明を受けていますが、スタッフが離席すると、先ほどまでは穏やかな海中の様子を映し出していたはずのテレビから這い出てくる貞子の姿に気付きます。この世のものとは思えない不気味な姿の貞子に驚がくし、叫び声をあげて逃げ惑うお客さんたち。そりゃびっくりするよね……。
中には、説明を受けている最中、肩に触れるものを感じて振り払い、ふと視線を横に向けると、長い髪を垂らして亡霊のようにたたずんでいる貞子に気付くお客さんも。すぐさま飛びのいて、店から走り出ていってしまいます。
他にも、腕をつかまれて恐怖におののくお客さんや最初は驚いたもののドッキリだと気付いて笑顔を見せるお客さん、しかけ人でありながらも一緒に驚いたふりをするスタッフなどの様子が2分弱の動画に収められています。
動画には「セールスマンも怖がっているふりをしているのがいい! 悪ふざけがもっと楽しくなる」「これぞ映画の宣伝だ!」「悪ふざけとはこういうもの。これこそ私たちが最も求めていたもの」と宣伝方法を称賛する声とともに、「またやってくれる?」とパート2をリクエストする声などが見られました。
なお、ハリウッド版「リング」シリーズでは貞子の役名は“Samar(サマラ)”となっています。
画像はYouTubeチャンネル「Paramount Pictures」から引用
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