5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介する動画は、大量の空き缶からアルミニウムの延べ棒を作るハイレベルなリサイクルで、記事執筆時点で2330万再生を突破しています。
250個の空き缶が“延べ棒”に生まれ変わり
動画を投稿したのは、金属溶解を専門とするチャンネル「bigstackD Casting」(@bigstackD)さん。今回はジュースの空き缶250個を溶解炉で溶かし、アルミニウムを取り出して延べ棒を作る全工程を公開しています。
まずは車のバッテリーを活用した缶をつぶす機械で、ジュースの空き缶250個をぺしゃんこに。溶解炉で少しずつ溶かしていき、不純物を取り除く作業を地道に繰り返していきます。作業音がずっと心地よい……。
全ての空き缶を溶解すると、アルミニウムを長方形の型に流し込んで成形。冷却してから研磨作業を繰り返すと、周囲の環境を反射するほどピカピカになったアルミニウムの延べ棒が完成します。
投稿者によると、空き缶250個の総重量は約3.1キロで、アルミニウム延べ棒は約2.25キロ。実に総重量の72.8パーセントを復活させたことになります。
コメント欄では、「すばらしい動画だった」「あなたの遊び心が好きだ」「ごみを宝に変える革新的な方法を探求するのは素晴らしい!」「アットホームな鍛冶チャンネルをたくさん見ているけど、間違いなく君が一番楽しいよ」などの反応が寄せられています。
同チャンネルでは、この他にもあらゆるものを溶解して金属を取り出す動画を公開。定期的に取り出した金属の総重量も報告されており、2024年2月の動画では1276キロに到達していました。
画像はYouTubeチャンネル「bigstackD Casting」より引用
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