5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介する動画は、ジーンズの股部分に空いてしまった穴を見事に修復する様子を収めたもので、原稿執筆時点で1900万回を超える再生回数を記録しています。
ていねいで美しい仕上がり
動画は、さまざまな生地に対応した修復技術を紹介しているYouTubeチャンネル「Learning a craft」(@elhrfy)が2022年1月に投稿したもの。
冒頭ではまず、股の部分が破れてしまったブラックジーンズが示されます。これをきれいに修復するには、当然のことですが同じ色の糸が必要です。続いて使用する針について説明されます。
破れて糸がほつれてしまった箇所が内側に隠れるように縫ったあとは、裏返してそのほつれ糸をカット。次にその上から、アイロン接着シートをアイロンの熱で圧着します。通常はこれだけでも十分な補強になりますが、今回のような股の部分やポケットの横に関しては、シートを固定するように縫うことでさらに強度を出すといいそうです。
アイロン接着シートの全体をしっかり縫いつけたら、ジーンズを表に返します。すると、もとの破れ目がほとんど分からなくなってしましました。実用上はまったく問題のない見事な仕上がりです。
「完璧な縫い目」と称賛
ていねいな手縫いの様子に対しコメント欄には、「こんなに目立たないようにできるとは思わなかった」「素晴らしい仕事」「私は30年間裁縫をしていますが、これほど完璧な縫い目に仕上げたことはありません」「まさに職人芸」「ボロ布として再利用しようとしていたジーンズを修復してみます」などの声が寄せられています。
また、「あらゆるものが高価になってきたこの時代には、こういうコンテンツがもっと必要だ」という意見も見られました。
画像はYouTubeチャンネル「Learning a craft」より引用
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