単純にうまくて安い! 頼むからレギュラー商品になってほしい新カップ麺「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しお」実食レポート(1/3 ページ)
すげ〜コスパのいいカップ麺が誕生していました
ぷりぷりのワンタンがたまならい一杯
4月1日に発売されたカップ麺「明星 チャルメラの逸品 大盛 ワンタン麺 芳醇しお」。最初に書いてしまうと、このラーメン、かなりの高コスパです。レギュラー商品になってほしい……!
明星チャルメラといえば、1966年からの長い歴史を持つインスタントラーメンの代表格。麺、スープ、添付のスパイスにホタテが使われており、派手さというよりは滋味的な方向性に振った、ホッとする味わいが特徴です。名前の通りチャルメラを吹いているあのおじさんのキャラクターでも有名ですが、最近はちいかわとコラボしたりしてますね。
そんな明星チャルメラが繰り出してきた新製品が、この「大盛 ワンタン麺」シリーズ。今回紹介する「芳醇しお」のほか「芳醇しょうゆ」が発売されていますが、注目すべきはそのボリュームと価格。内容量は全体で101g、麺量80gとなっており、名前の通り他の大盛りカップラーメンとほぼ同格の重量です。ちなみに通常の「明星 チャルメラカップ しょうゆ」は内容量68グラム、麺量55グラムとなっています。
にもかかわらず、メーカー希望小売価格が税別236円。通常盤のチャルメラカップと同じ値段です。大盛りサイズのカップ麺のメーカー希望小売価格は各社とも大体税別271円でそろっており、236円はレギュラーサイズの価格帯。スーパーやネットなどではもっと安く販売されている(店によっては100円代での販売もある様子)ことを考えると、なかなかのコストパフォーマンスではないでしょうか。
ということで早速開けてみると、中には粉末スープと調味油の小袋が。麺の上にはワンタンが4つ見えます。パッケージには3つしか写ってないのに……! ありがとう明星。熱湯を注いで4分ということなので、調味油などを乗せてフタをおさえつつしばし待ちます。
4分後に開封。指示通り粉末スープと調味油を入れて、ワンタンが崩れないように注意しつつ、しっかり混ぜたら完成です。黄金色に輝くスープがまぶしいですね。ちゃんとホタテっぽい匂いがしているのもうれしい。また、調味油からは鶏油っぽい風味も漂っております。
食べてみると、おいしいんだなこれが。味の方向性としては割と「サッポロ一番」の塩ラーメンっぽい雰囲気ではありますが、調味油の動物性っぽい油脂の厚みが加わることでこちらの方がちょっと重厚な感じ。あっさりめでありながら歯応えはしっかりあるノンフライの麺とスープがよくマッチしております。
そして、文句のつけようがなかったのがワンタン。ノンフライだからか、お湯で戻した後もしっかりと形を保っており、箸でちゃんとつかめるくらいのぷりぷりした質感があります。つるりとした皮のテクスチャーやもっちりした歯応えは、本格的なワンタンのそれ。インスタントのワンタンは餡が残念だったりしますが、今回の餡は変な臭みもなく、大変おいしく食べることができました。すごいな明星。
コスパの高さとカップ麺としてのクオリティーのバランスでいえば、相当高いレベルで均衡がとれていると言わざるを得ません。何よりカップ麺っぽいどぎつさがなく、いい意味でインスタントラーメン寄りの味だったのもうれしい。「麺とワンタンのみ」という内容の潔さという点でも、個人的には「酒を飲んだ後にぜひ食べたいやつ」なのではないかと思っています。とにかくこの値段でこのクオリティーのカップ麺が出ているのは、単純にけっこうすごい。ねがわくばロングセラーにならんことを……と祈っております。
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