3歳のときに弾いていたピアノと“90年ぶり”に再会、鍵盤に指を置き…… 感涙の瞬間に「思い出を抱きしめるような演奏」「ロマン感じる」(1/2 ページ)
すてきな音色に聴き惚れる。
3歳のころに弾いていたピアノと90年ぶりに再会した大叔母。美しい音色を奏でる姿がX(Twitter)に投稿され、記事執筆時点で86万件表示を突破、7700件を超える“いいね”を記録。「音色が素敵すぎる!」「こんなおばあちゃんになりたい」と反響が寄せられています。
90年ぶりにピアノと再会
ピアノを弾いているのは、投稿者さんの大叔母。このピアノは、大叔母が3歳のころに弾いていたものだそうですが、その後は祖母と大叔母姉妹の実家で長年放置されていたとのこと。しかし今回、弦のフルリノベを経て(調律はまだ)、大叔母とピアノが90年ぶりに再会することができたのです。
もう何年もピアノを弾いていなかったという大叔母ですが、ブランクを感じさせない見事な演奏で、ショパンの「幻想即興曲」を披露。楽譜がなくとも、きっと体が覚えているのでしょう。迷うことなく指を動かし、美しい音色を奏でます。
その心地よいメロディーを聴いていると、なんだか不思議と懐かしい気持ちに。大叔母とピアノの再会の喜びが、聴いているこちらにまで伝わってくるようです。縁があれば何度でも巡り合える、人生のロマンを感じますね。
見事な演奏にうっとりする人が続出
コメント欄や引用リポストには、「素敵だなぁ」「ピアノの音が美しすぎる」「思い出を抱きしめるような演奏」「譜面見なくても、体がちゃんと覚えているってすごい」「うちの調律されてない古いピアノもこんな感じの音で懐かしくなった」という反響が多数寄せられています。
ピアノがリノベーションされたきっかけ
動画を投稿したのは、着物スタイリストとして活躍する蜜(@mitsu_kimono)さん。今回ピアノをフルリノベしたきっかけについては、「数年前、親戚が祖母宅をリフォームし移り住んでくるタイミングで、ピアノの処遇に悩みましたが、親類の思い出の品で、また良いものでもあるので弦のフルリノベを行いました」とのこと。
そして「大叔母は高齢で身体に不自由があり、近年外出する事もあまりありませんでしたが、先日法事の際祖母宅へ来てくれて、ピアノとの再会に至りました」「昔から幻想即興曲や木枯らしをよく弾いてくれましたが、変わらない音を来られなかった親戚とも共有するために撮った動画です」と教えてくれました。ちなみに大叔母は、フランスの作曲家であるドビュッシーの曾孫弟子だと言われているのだそうです……!
蜜さんのX(Twitter/@mitsu_kimono)には、アンティーク着物を令和風にコーディネートした写真や動画が公開中。また、蜜さんが運営するショップ「OriMithu」では、着物スタイル本などが販売されています。気になる人はそちらものぞいてみるとよさそうです。
画像提供:蜜【着物本発売中】(@mitsu_kimono)さん
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