最新文房具1800点の中からナンバーワンに輝いた商品は……? “文房具屋さん大賞”を解説する動画がYouTubeに投稿されました。
大賞は画材感覚で使えるボールペン
動画を投稿したのは、老舗書店・有隣堂のYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」(@Yurindo_YouTube)。
扶桑社が毎年発行し、今回で12回目となる最新版『文房具屋さん大賞2024』(扶桑社)は、全国の文房具屋さんが1年間で販売された新作文房具の中からもっとも良いと選んだ逸品を紹介するムックです。
動画では、有隣堂文房具バイヤーの引田幸子さんが受賞作について解説。まず大賞を受賞した、ぺんてるの「マットホップ」(220円)というボールペンが紹介されました。これは、顔料系のインクを使っており、顔料の粒が大きくて濃いのが特徴です。
実際に書いてみると、しっかりと濃いインクが絵の具のような感じで出てくるので面を塗るのにいい感じです。引田さんは「画材のような感覚で使っていただける」と評価しました。
優れモノなクリップの驚きの価格は……?
大賞の他、本の中から引田さんが注目した逸品も紹介。コクヨの「スマートなダブルクリップ」という商品は一般的なダブルクリップよりも小さく、また書類をとめて折り返したときに、隅のほうまで大きく開けるようにデザインが工夫されています。
これは、2018年にコクヨのデザインアワードで入賞したデザインをもとにした製品で、工程に手作業が含まれるため製品化に時間がかかってしまったようです。
便利そうな商品ですが最大のネックは価格。5個入りで1100円となっており、一般的なクリップの40倍もします。
また、コクヨ直営店と同社公式サイトのみでの販売となり、有隣堂では取り扱いがありません。引田さんは、仮に仕入れられるとして、「だいぶちゅうちょするかもしれない」と述べていました。
その他、引田さんが愛してやまない商品として、ニチバン「プッシュカット」(1320円)というテープカッターも紹介。トリガーを引くと少しずつテープが出てくるので、好きな長さになったらボタンを押してカットします。
片手でテープをカットでき、また長さを揃えるのも容易なので、両面テープやマスキングテープなどを同じ長さでたくさんカットしたい場面で活躍します。引田さんによると「今、一番お世話になっている商品です」とのこと。
さっそく購入した人も
魅力的な最新文房具の紹介に、「マットホップ気になってました。引田さんの解説とてもわかりやすかったです」「スマートなダブルクリップ欲しい! 価格は高めとはいえ、商品開発と技術を考えたら1個を大事に使えそうな気がします」「プッシュカット買いました! 引田さんのプレゼン能力素晴らしいです!」などのコメントが寄せられています。
同チャンネルではこの他にも、文房具関連の動画が多数投稿されています。
動画提供:YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」
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