【2024年5月9日15時10分訂正 初出で雑誌名が間違っていました。おわびして訂正いたします。】
ヤングアニマルWeb(白泉社)で5月9日から連載が始まった『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』が、さまざまな、本当にさまざまな意味で話題となっています。食事シーンで湧いた食欲がスーッ……と引いて天を仰いじゃうよ。
ドカ食いの快楽と恐怖
主人公は、ドカ食いをこよなく愛する21歳会社員の「望月美琴」。昼食にでかい弁当箱に敷き詰めた自炊の鶏もも肉の照焼弁当(1775キロカロリー)とコンビニの2リットルもも水(210キロカロリー)を掻っ込むシーンから始まります。
すでに摂取カロリーがなかなかなことになっていますが、食後に一瞬うつろな目になり首が「カクッ」となる不穏な様子も。本人いわく、「血糖値が上がりすぎて“至ってしまう”ところだった…」。い、至る……?
同日23時、仕事は激務のようで、1人で残業にいそしむ望月。空腹の限界とデスクの引き出しにしまっておいた2倍サイズのでかいカップ焼きそば2つを取り出し給湯室で調理すると、マヨネーズも投入し合わせて2760キロカロリーを一気に平らげます。食後は満腹と高血糖で酩酊(めいてい)状態に。望月はこのドカ食い後の状態を、“至る”と呼んでいたのでした。
少し後、同じく残業していた同僚が給湯室に立ち寄ると、倒れた望月の姿が。どうやら血糖値スパイクにより、“至る”を通り越して気絶してしまったもよう。アカン。
初回一気に2話掲載されており、第2話では野菜豊かで量も少ない弁当を持ってきた望月の姿が。望月に一体何があったのか、そしてこの日の総摂取カロリーは? その様子は、ぜひ漫画を実際に読んで確かめてみてください。
この意識低すぎる内容にネット上では、「『おしまい漫画』とか『破滅漫画』とか言って宣伝しろ」「鉄鍋のジャンより明確に『死』を意識させるグルメ漫画初めて読んだ」「深夜ラーメン&ビール決めてたら、最悪の漫画が流れてきて、震えが止まらねぇ」「よくないことを題材にした漫画はいっぱいあるけどこれが1番ドキドキする」「魂を焦がしてメシ食ってる人間のマンガだ」など、あらん限りの語彙(ごい)で感想が寄せられ、作品タイトルや「血糖値スパイク」がトレンド入りするなど大きな話題となっています。
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