花粉が風でバーッと舞う映像は恐怖でしかありませんが、それを見て「粉じん爆発させたら一掃できるのでは?」という発想から大掛かりな実験を行った動画がYouTubeで公開されました。記事執筆時点で160万再生を突破しており、「すげぇ迫力」「見るだけで鼻水でる笑」などのコメントが寄せられ話題になっています。
見ているだけで目がかゆくなってくる実験
投稿したのは、人気のYouTuber「すしらーめん《りく》」さん。自由な発想の実験動画を月1本ペースで更新しており、今回は特に3カ月という長い期間をかけて実験しています。
撮影には、福島県の林業会社サンライフをはじめ、和田木材、いわきウッド・フォレストプロモーションズが協力。動画の前半では、1カ月近くかけてスギの木を伐採・出荷して実験場を作り、2月のうちにスギの花粉がつまった雄花(花粉錐)を手作業で約7日間ほどかけて大量に集めています。他にもさまざまな準備を経て、安全対策もしたうえでついに実験開始です……!
最初は、事前にシートで覆っておいた上半分のスギの木をロープで左右から揺らし、舞い上がった花粉の中に火を近づける作戦を実行するも、粉じん爆発は起こらず。目の前でめちゃくちゃ花粉が出ている映像が怖すぎる。
次に採取しておいた「本来の1本の量(の花粉)」をコンプレッサーに取り付けた管の中に入れ、スギの木を揺らすと同時に噴出させる作戦に。その結果は……。
「バァン!」という音ともに粉じん爆発が発生。周囲には無数の雄花が散らばっていましたが、拾ってみると中身の花粉はなくなっていました。すごい爆発とともに無くなった……!?
そしてラストには、採取した“半月分”をコンプレッサーにセット。大量の花粉によってよりド派手な爆発が起きる光景を見られます。爆発のあと、空から雨のように花粉が降ってくる映像はいろんな意味で涙が出そう。
ちなみに実験中は防塵(じん)マスクをしていたすしらーめん《りく》さんでしたが、無事に花粉症デビュー。片目は腫れて涙も止まらない事態になっていますが、実験が成功して終始笑顔でした。
実験終了後は、同じスギはスギでも「花粉の出ない新種のスギ」7000本に植え替えています。動画の概要欄では今回の撮影に協力した企業・団体からのメッセージが寄せられており、「伐期を迎えた木は二酸化炭素吸収量も減るため、植え替えを進めることで二酸化炭素吸収量が多い若い木を増やすことつながります」といった情報に加えて、「家を建てたり、家具を買うときに日本の木を使用した物を選ぶと未来の日本の森づくりにつながります!!」と未来のために“みんなにできること”を伝えています。
コメント欄では「面白いし凄すぎる」「もうこれはYouTubeの領域ではないと思ってしまった」と実験内容に驚く声や、新種のスギの植林も含めて「素晴らしい活動」と称賛の声の他にも、「私は花粉症なので代わりに花粉をしばき倒して頂いてありがとうございました」「カラダはってわれわれ花粉症の辛みを軽減してくれてありがとう!」などの声が寄せられています。
動画提供:すしらーめん《りく》さん
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