オオタカとトビが仲良く集会している様子が、YouTubeチャンネル「鳥見処」に投稿されました。動画は記事執筆時点で4万4000回以上再生されています。
動画が撮影されたのは、3月後半の夕方。農地でトビが集会を開いていました。しかし、よく見てみると1羽だけ色が違うことが分かります。
トビの集会にいたまさかの野鳥
その鳥の正体は……なんとオオタカ! タカはメスの方が大きいそうで、このオオタカはとても立派なためメスだと思われるとのこと。
さらに、その近くにはハシブトガラスの姿もあります。トビ、オオタカ、カラスが集まっている姿は、2年ほど鳥の観察をしている投稿主さんも初めて見る光景だったそうです。
トビの幼鳥は胸に明るい縦長の模様が入っているのが特徴で、2月にもこうして集まっている様子を撮影。そのときは、誰かが捕まえた獲物にみんなが群がっており、まるで順番待ちしているように見えたそうです。トビ同士では意外と食べ物を分け合うのかもしれませんね。
そして、このときの集会でもやはり食事中のトビを発見。投稿主さんの予想によると、オオタカは自分で取った獲物を食べて休憩中で、その残りをトビとカラスがもらいにきたのではないか? とのこと。
鳥たちの様子をよく見ると……あれ?
それにしても、1羽のトビがオオタカとペアになっているような距離感で、一緒にいることがとても気になります。お互いをじっと見つめている姿は仲が良さげで、攻撃の意思はまったく感じません。もしかして、これはいい感じなのでは……!?
またカラスはというと、食事中のトビに近づきすぎたようで、見張り役のトビに警告を受けていました。カラスが食事にありつけるのは、トビたちが食べ終わってからのようです。
最後にトビたちの胸の模様を確認してみると……オオタカのそばにいたトビと食事中のトビは、どうやら幼鳥のようです。さらに見張り役のトビには模様がなく、成鳥とのこと。このトビたちはもしかしたら親子なのかもしれませんね。
コメント欄には「猫の集会は聞いた事ありますがトビの集会もあるんですね」「この動画はかなり貴重」「3種類は初めて見ました」「井戸端会議してるみたい」「トビって群れないと思っていたから沢山いて不思議」といった声が寄せられています。
投稿主さんは、バードウォッチング気分を味わえる動画をYouTubeチャンネル「鳥見処」で公開中。さまざまな野鳥の姿を見ることができます。
画像提供:「鳥見処」さん
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