自宅に機関車を移設する様子をまとめたタイムラプス動画が、X(旧Twitter)で「すげぇ」「情熱の賜物だ」と話題になっています。
自宅に機関車を移設
動画を投稿したのは、10年以上前にディーゼル機関車を購入し、現在も動く状態で保有しているというXユーザー・歩鉄の達人(@hotetunotatujin)さん。自宅に機関車を移設する作業の様子をまとめたタイムラプス動画を投稿しました。
動画を撮影したのは2018年。それまで自宅の駐車場に設置していた機関車を、ある事情から庭に移設することになり、一連の作業の様子を記録していたそうです。
移設した機関車は、協三工業製の10トン動車。移設するために枕木ごと持ち上げて台車をかませてから、庭に打設したコンクリートにアンカーを打って、リング付きボルトに取り付けたレバーブロックで少しずつ機関車を引っ張って動かしています。
ギリギリのカーブを曲がる必要があるので、歩鉄の達人さんは設計ソフト(CAD)を使って軌跡図を書き、手順を検討してから実行したといいます。
動画に表示された時刻を見ると、引っ張る作業を開始してから台車を外して設置するまでに5時間以上かかっており、前準備やその後の作業も考えると相当な労力がかかっていることは、想像に難くありません。
個人で行うにはあまりにもスケールが大きい移設作業に、Xでは「パネェ」「物凄い……情熱の賜物だ……」と驚きや感動する声が上がり、なかには建物を解体せずに移動する「曳家(ひきや)」みたいといったコメントも寄せられています。
歩鉄の達人さんの自宅にある動態保存の機関車は現在、「4メートル程走行出来て踏切の遮断機、信号設備等と連動」するという、個人の趣味の域を超えたレベルにまで達しており、その様子も自身のXで公開しています。好きなことに全力を注いできた歩鉄の達人さんのこれまでの記録などはホームページで見ることができます。
動画提供:歩鉄の達人さん(@hotetunotatujin)さん
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