ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

“性被害”描くも監督発言が物議の映画、公式サイトから“削除された一文”に「なぜ」「あまりにも……」(1/3 ページ)

「快楽に溺れ」という文言が削除されていました。

PC用表示 関連情報
advertisement

 7月5日から全国で公開されている映画「先生の白い嘘」をめぐり、公式サイト上に記載された映画についての説明文が一部削除されていたことが分かりました。

先生の白い嘘 監督発言物議の映画、公式サイトから削除された一文が波紋呼ぶ(画像は映画公式サイトから)

あらすじの一文が削除されていた

 鳥飼茜さんの同名の漫画を原作とする作品は、「性被害」を題材に「性の不平等」を描いたストーリー。主演の高校教師・原美鈴役を俳優の奈緒さんが演じています。

映画の予告編

 7月4日には映画の公開に先駆け、一部メディアが三木康一郎監督へのインタビュー記事を配信。その際、主演の奈緒さんが、性的なシーンなどがある場合に俳優と制作側の調整役を担うインティマシー・コーディネーターの起用を希望したものの、三木監督が起用を拒否したと説明したことが、物議をかもしていました。その後、5日の舞台あいさつでは三木監督が同件について謝罪したことが報じられています。

 さらに新たに波紋を呼んでいるのが、公式サイトに記載された内容に関する変更点です。公式サイトのあらすじでは、美鈴と風間俊介さん演じる早藤雅巳とのシーンについて「早藤を忌み嫌いながらも、快楽に溺れ、早藤の呼び出しに応じてしまう美鈴」との一文が記載されていました。しかし、6日までに「快楽に溺れ」という箇所が削除されています。6日18時現在、文章が変更された理由などについての公式なアナウンスはありません。

先生の白い嘘 赤線を引いた箇所が6日までに削除された一文(画像はインターネットアーカイブから)

 このことについて、ネット上では「調べたら最初は出てくるのに、サイト内はないなって思っておかしいなって思ってた」「なぜ消したのかはっきりさせてくれ」「コメント出さずしれっと『快楽に溺れ』の部分を削除するのは、制作サイドはあまりにも不誠実では」といった意見が聞かれています。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る