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「演者が消えて見える」「見入ってしまった」 “まるで生きているように見せる”人形浄瑠璃の技法に2万いいね(1/3 ページ)

命が吹き込まれる人形。

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 まるで生きているみたい! 人形をリアルに操るコツがX(Twitter)で220万回以上再生、約2万件を超える“いいね”を集めています。

人形を生きているように見せるコツ

 Xに動画を投稿したのは、兵庫県南あわじ市で活動している、江戸時代から続く淡路人形浄瑠璃の興行団体「淡路人形座」です。今回の動画では、座員の吉田新九朗さんが「人形を生きているように見せる方法」を紹介しています。

人形を生きているように見せるコツ
人形を生きているように見せるためのコツを教えてくれた吉田さん(左)

 そのコツとは、「目から動く」こと。例えば、下に落ちている物に反応する場合は、まず人形の視線を落としてから、すっと手を添えます。人に声をかける場合も、まずはあたりをぐるっと見渡してから手招きすると、よりリアリティーが増すといいます。

人形を生きているように見せるコツ
上を見てから身振りを加えた様子

 また、人形の目と手の位置も重要なのだそうです。目線は右を向いているのに手が左側にあると、動きがぎこちなく感じられます。演じる際には、人形の目線の先に手があるようにすると、人間に近いしぐさになるとのことです。

人形を生きているように見せるコツ
視線の先に手がない様子
人形を生きているように見せるコツ
視線の先に手先があると生きているように見えます

 動画には「スゴい! 生きてる人みたい!」「だんだんこの人形さんが説明してるように見えてきた!」「演者が消えて見える」「何度も繰り返し見て、見入ってしまった」「自分の動きに注意してみても、確かに目から動いてる…なるほどなぁ」などの感嘆の声が寄せられています。

画像提供:淡路人形座【公式】(@Awajiningyoza

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