ピアノの置いてあるカフェにピアニストがアポなしで訪れ、弾いてもいいかと交渉したら……。次々起こる驚きの展開がYouTubeチャンネル「りほピアノ Riho Piano」に投稿され、記事執筆時点で再生数20万を突破するなど話題になっています。奇跡って起こるんだなぁ……！
アポなしで演奏交渉
投稿者は、植村理穂さん（@rihopiano）。5歳からピアノを始め、現在はピアニスト兼YouTuberとして活躍しています。
季節を遡り、桜が満開を迎えた春のこと。理穂さんは「突撃！ アポなし演奏交渉」という企画で三重県伊賀市にある「cafe フィガロ」を訪れました。
早速店内に入ると、そこには落ち着きのあるアンティークな空間が広がっていました。桜を眺められる大きな窓の前には、立派なグランドピアノが置いてあります。
カフェを楽しみつつ交渉のタイミングをうかがう
すてきな店内とピアノに「弾きたいんですけどぉ！」とテンションが上がる理穂さん。まずはご機嫌でカフェを楽しむことにしました。華やかに盛り付けられたシフォンケーキと、おしゃれなカップに入ったコーヒーがおいしそうです。
こちらのカフェは夫妻で経営しており、サックスを演奏する息子さんにステージをと、一目ぼれしたこの場所にカフェをオープンしたのだとか。夫は昔ハードロックギターを弾いていたといい、現在は本業の美容師をしながら滋賀からカフェに通っているそうです。
実はここに来る前に訪れたカフェで、一度アポなしの演奏交渉を断られしまったという理穂さん。緊張しながら交渉のタイミングを見計らっていると、ピアノ教師をしているという妻が薬師丸ひろ子さんの「Woman“Wの悲劇”」を演奏してくれました。
「弾いたりしていいですか？」
演奏終了後、理穂さんが勇気を出して「私も弾いたりしていいですか？」と尋ねると、夫妻からはすぐに「いいですよー!!」「どっからでも撮ってもうて」と快諾が。理穂さんが何を弾くのか楽しみにしてくれています。アポなし交渉は無事に成立のようです！
桜にぴったりな名曲を披露
理穂さんが選んだ楽曲は、松任谷由実さんの「春よ、来い」。桜が舞散る様子や季節の終わりの名残惜しい気持ちから選曲したそうです。
理穂さんの繊細な演奏は、切ない歌詞とその情景が自然と思い浮かんでくるよう。美しい音色に、夫妻もうっとりと聴き入っています。
演奏が終わると、夫妻は笑顔で大拍手をし、「ブラボー！」「きれいやった〜！」と絶賛。「音楽大学で勉強されてた感じですよね？」「(じゃないと)こんだけできないです！」と、理穂さんがプロであることを見抜き、「また良かったら弾きに来てください！」とあたたかい言葉をかけてくれました。
演奏後、奇跡の展開が……！
また、このカフェでは月に1回コンサートをしているそうで、理穂さんが「やりたいです」と言うと、夫妻は「やってください！」「コンサートしましょう！」と力強く返答し、とんとん拍子に理穂さんのコンサート開催が決定しました！
さらに、理穂さんが訪れたのは平日でしたが、カフェは通常日曜日だけ営業しているとのこと。平日の開店は桜の時期だけだといい、ちょうどこの日までの限定だったといいます。理穂さん、強運の持ち主すぎる……！
奇跡のような事実が次々と判明し、運命的な縁を感じる理穂さんと夫妻。その後も大好きな音楽の話で会話が盛り上がり、気付けば1時間おしゃべりしていたのでした。
将来は、自身もピアノを置いたカフェをオープンするのが夢だという理穂さん。「cafe フィガロ」でのコンサートは9月23日に開催予定です。詳細は理穂さんの公式サイトで確認できます。
すてきな演奏と運命的な出会いに反響
動画には「グランドピアノに桜を写すアングル素敵」「選曲が抜群で最高」「あまりにも音が綺麗で、りほちゃんの演奏に涙するほど素敵な演奏でした」「見てるだけで幸せな気持ちに」「いろんな偶然が重なって、すごい日でしたね」といった反響が寄せられています。
YouTubeチャンネル「りほピアノ Riho Piano」には、アポなし演奏交渉企画や、初見の楽曲を数秒で弾いてしまうスゴ技演奏動画などが公開中。理穂さんの明るいキャラクターと奏でる音色に癒やされたい人はのぞいてみると良さそうです。
画像提供：YouTubeチャンネル「りほピアノ Riho Piano」さん
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